欠けたもの足りないこと

 誰も悪くないのにのんきな彼以外は全ての登場人物が微妙に気分を害してしまっているというなんともやるせない展開。
 本音をいうべき時に本音がいえないというのはよくある話だ。更には、まさにその時になって自分の本音そのものが把握できてなかったというのもまた悲劇である。
 脆く危うい状況において、卒業と進学が 良くも悪くも審判を下すのだろう。

その他のおすすめレビュー

マスケッターさんの他のおすすめレビュー2,184