すれ違いざまに

 それは戦国時代の武士の怨霊だろうか。執着それ自体が目的化したような化け物だ。しかも現代まで生き延びているとは始末が悪い。
 前半と後半の場面転換が非常に巧みで、どこかほっとしながらもついうなじに手をやりたくなる。

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