二日酔いを文章化したような浮遊感と気だるさ。その表現力に脱帽!

現実感のない日常。気怠さと退屈。描写されている世界は本当に現実なんだろうか。突然現れる女の子も外務省の男も、そのやりとりも、本当は夢なんじゃないか。現実とも非現実ともとれるあいまいな世界になんだかとても引き込まれる。次がまったく読めない。だから気になる。とっても。

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