好きと言う気持ちはどこからくるの?

このレビューは多少のネタバレを含みます。



彼女は何度も時を遡っては人生を繰り返してきました。その全てで彼と出会い、そして彼の死をもって全てをやり直してきました。
これだけ書くと歴史改変のタイムリープものと思われるかもしれませんし、たしかにその側面もあります。

ですがこの物語は、彼が幸福な人生を歩み、彼女にプロポーズしたところから始まります。普通ならこのままハッピーエンドでエンディングの流れ。ですが彼女はそれ聞いて、逃げ出しました。
全てが上手くいったはずなのにいったいなぜ。読み手としてはそう思わずにはいられませんでしたが、彼女には深い苦悩がありました。

切ない中にも時にクスリと笑える掛け合いがあり、そして好きと言う気持ちについて考えさせられました。
言葉にすれば少々照れ臭くもあるこのテーマ。これを期にあなたも一度考えてみては?

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