短歌で紡いだ、切ない純愛ストーリー。

素晴らしいですね……。

短編ゆえ、内容に関してあまり多くは語れませんが。
最初に読み始めた時の印象が、後半でぶっ飛びました。

顔も姿も見えない。
声もまともに聞こえない。

そんな触れ合いは、このネット社会では珍しくはなくなりました。

そこに、短歌が絡み。
さらにそこに、一点だけでつながる恋が絡み。

時の流れも、運命の悪戯も。
その一点だけから繋がっていく。

なんだか、なんとも言えない気分になります。

でも、全体を通しての優しさと切なさの溢れる文章は。
とてもよかったなぁ……。

後、短歌を考えられるのが単純にすげぇと思いました。

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