作家を目指す方必見。プロフェッショナルとはこうだと突き付ける鋭利な刃

読めば必ずや、これは凄いと唸らされます。

まさに、タイトルどおりの戦線であり、あらゆるジャンルのコンテストというコンテストを転戦し続けます。エッセイやハウツーを超えた戦記ともいうべき作品です。

しだいに物語の創作や小説コンテストという小さな枠に留まらず、幸福とは人生とは? という大きなテーマまで突入していきます。そうです、作者様の転戦はまだ続いているのです。

読んでいて、何らかの偉人伝かと錯覚を覚えました。作者様は、あきらかに何らかの偉人ですよ。そこまでの執念、不仰不屈っぷりは尋常ならざる者です。その意味で、すでに物語の主人公に相応しい。

人間は、それぞれ各々が自分の人生の主人公などといいますが……。ここまで立派に主人公出来ているか? そのように問いかけられているようにも思えます。ちなみに、これを書いているボクは出来ていません。為になるというか、そのように己を振り返るきっかけにもなりました。考えさせられます。

ちなみに、作中で紹介される御自身のネット記事や著作も興味深いものです。いまげんざい「小説家デビューの相談受け付けます!」という企画が進行中ですが、よせられた質問にたいする、幅広く活躍されているプロならではの、的確かつ真摯な回答に感嘆の念を覚えました。お礼しないとバチがあたるよ、マジで!

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