第13話 俺たちの執筆はこれからだ!
※本作は心の思うままに書き殴っているので、文体とかメチャクチャです(爆)。「ですます調」と「だ、である調」が混在してるし、一人称もときどき崩壊してます(笑)。何とぞご了承ください。
さて、前回でポイントやランキングで上位を狙ったり、コンテストを突破して書籍化することは諦めたと書いた。
それは創作を諦めるということなのか?
小説を書くのをやめるということなのか?
否、断じて否!
もともと、趣味として始めた執筆なのだ。確かに承認欲求として高ポイントを取ってランキング上位に入りたいというのはあった。書籍化して、あわよくばプロ作家として収入を得たいという夢もあった。
だが、そんなもの無くても、創作自体は楽しいのだ!!
今回のテンプレ作品は、色々苦労したしストレスも溜まった。でも、書いていて非常に楽しかったことも事実。
特に、終盤になって自分にはテンプレに完全に沿った作品を作るのは無理と自覚してからは、もう完全に普段通りの好き放題モードに突入したので楽しい楽しい!(笑)
合体スライムは、感想欄でいただいたアイデアをもとに「変身」だったスキルを「スクランブル合体」に変更して、より合体ロボ風味マシマシに!!(笑) 「チェーンジスライムー、スイッチ、オン!」ってなモンですよ(笑)。
最終必殺技は、めっさ波動砲になっちゃったし(笑)。別にファンタジーに波動砲があったっていいじゃない。『FF5』にだって波動砲は出てきたんだから!!(笑)
そして最後は主人公たちが対侵略者機動部隊に所属することになって第一部完ですよ。もちろん防衛隊の名称はアルファベット三文字(笑)。TACだ、ZATだ、UGMだ!(MATは解散脅迫、MACは全滅と縁起が悪いので除外)
いやー、小説を書くって本当に楽しいですね!(故・水野晴郎風)
ただ、まあ、もちろん小説を書くだけでは満たされない、承認欲求もあることはある。誰かに読んでもらいたいし、感想も聞きたいのだ。
だが、それなら別に高ポイントもランキングも必要ない。
2014年から「なろう」を始めて四年余り。その間の創作や交流の積み重ねで、私の「逆お気に入りユーザー」登録は230を超えている。「カクヨム」での活動は三年弱になるが、フォロワーは170超。
もちろん、全員が新作を読んでくれるわけではない。それぞれの好みもあるだろう。だが、少なくとも新作を発表したら、これらの人々のマイページには、そのことが表示されるのだ。
はばかりながら、私のテンプレ作品の「なろう」でのブクマは約480である。これだけの人数が固定購読してくれているのだ。
これが、どれだけ創作者として恵まれていることなのか、今の若い人にはわからないだろう。
まだインターネットなんてものがアメリカの大学と軍しか使えなかった頃に、己の創作物を世に問うにはどうすればよかったか?
同人誌を作るぐらいしか無かったのだ!
想像して欲しい。同人誌を作って五百部売るということが、どれだけ大変なのか。
私はそうした同人活動をしたことはなかったが、大学のサークルで会報誌を作ってメンバーやOBさんに売ったことはある。学園祭では少しは売れた。
それは、せいぜい数十部の世界だ。五十部にも満たないミクロの世界である。
読者はマキシマムでも数十人なのだ。普段の会報誌だったら十数人どころか、下手をすると十人を切る。
仮に、同じ十万字を書いたとしても、それだけの読者量の違いがあるのだ。
今という時代に、「なろう」や「カクヨム」という発表の場があるということが、どれだけ幸せなことか、わかろうというものであろう。
コツコツとした交流の積み重ねで、これだけのフィールドを作れたのだ。これを捨て去る気などは毛頭無い。
実際、一旦区切りにする第26話を公開する直前に『完全版』の方に感想とレビューをいただけた。そこで、私が「テンプレじゃないけど、私的にはこうするしかなかった」展開について、激賞の言葉をいただいた。とても嬉しかった。
テンプレが好きな層には届かないかもしれないが、私の作風が好きだという方はいらっしゃるのだ!
……ここで、つい「僕はここにいていいんだ」ってエヴァ最終回ネタとか、「僕には帰れるところがあるんだ、こんなに嬉しいことはない」ってガンダム最終回ネタをぶっ込みたくなるのが悪い癖だということは自覚している(笑)。あ、でもテンプレ第18話でエヴァ最終回ネタ(「おめでとう」と拍手)を入れたのには誰も気付いてくれなかったな(爆)。
そして、書籍化、商業出版についても、別にあきらめたわけではない。こっちから積極的に売り込むのはやめるというだけだ。そのために、今の流行を追ったりするのをやめるということだ。
実は、前回の書籍化作家様の事例を書いたら、当の本人から「なろう」の方の感想欄に書き込みがあった。実は現在二作目の書籍化の話が進んでいるのだが、そっちは「編集者が拾い上げたものなので、(メインストーリーなどの変更はなく)描写をカッコ良くするような修正が主だ」と。
その作品の「なろう」でのポイント数は四千に届かない。ブクマ数は千二百超。「カクヨム」では★50程度、フォロワー100人強。
これは、私の今の所の最高作『四百年間童貞を守って魔王になったけど、女性との付き合い方がわからない件』の「なろう」ポイント数9,122、ブクマ数3,261と「カクヨム」★108、フォロワー145人を両方とも下回っている(数値は2019年1月19日現在)。
その書籍化進行中の作品は、いわゆる仮想戦記にあたり、今の流行からはかなり外れている。特に「なろう」の歴史ジャンルでのテンプレである「現代人転生や現代人憑依による未来知識無双系」ではまったく無い。歴史上の人物が記憶をもったまま昔の自分に戻るという『反三国志』系の伝統的な仮想戦記なのだ。
ポイントやフォロワー数ではないのだ! 流行を追う必要もないのだ!!
編集者が求めているような作品であるなら、拾い上げはあるのだ!!!
よろしい、ならば執筆だ。(←本当はここで「諸君、私は執筆が好きだ」とかパロりたかったんだけど、やっぱり長いので最初と同じように断念)
自分の趣味と好みを徹底的に叩き込んで、自分が読みたい、自分が面白いと思える作品を書くのだ!
もちろん、読者を置いてけぼりにするつもりはない。わかりやすい描写を心がけ、自己満足でしかない設定を入れるのは避け、読みやすくする。それと、自分が求めるカッコ良い描写を両立させるのだ。
編集者が拾い上げようとしたときに、誤字脱字の修正以外は不要なくらいの作品を書いていくのだ!(←あくまで意気込みです)
それを皆さんに読んでもらえる。素晴らしいじゃないか「なろう」「カクヨム」、そして
実は、書籍化作家様は、もうひとつ重要なことを書いていた。
前回「ズタズタにされた」と書いた書籍化作品。十万字を二回書き直したのに飽き足らず、出版したあとで、さらに書籍化したものをベースに、改めて自分の書きたい内容を書き足して十二万字書き直しているのだ。
「私に隙はない」と豪語する(←むろんネタとしてですけど)のも当然だろう。この圧倒的な執筆力は羨ましい限りだが、それ以上に創作に対する情熱が素晴らしい。
編集者が書かせてくれないなら、無料でもいいから自分で書きたいものを書いて「なろう」や「カクヨム」に投稿すればいいじゃない、ってことなのだ。改めて言う。素晴らしいじゃないか「なろう」「カクヨム」!!
だから、私は今後も書き続ける。
実は、テンプレ作品は受けなかったら十万字で切ろうかとも思っていた。第一部最終回は、メチャクチャに打ち切りエンドっぽい終わり方をしていたりする(笑)。
でも、それはやめた。せっかく「なろう」で480名超、「カクヨム」でも70名以上の方々が楽しみにしてくださっているのだ。
これらの読者の方々のために、そして自分自身の納得のために、きちんとハーレム完成まで描くのが筋というものだろう。また、それは私自身にとっても恋愛物を描くための修行になるはずだ。
そして、今の私の執筆速度なら、今年中にはキッチリとした完結まで行けるはずだ。
既に第二部は書き始めている。いろいろ矛盾が出ないよう調整するために、第二部全体を書き終わってから投稿するつもりなので、公開は三月の中旬以降になるはずだ。なお、第二部公開時にタイトルは『スライム・ハーレム』に変更する予定。だって長すぎて不便なんだもの(笑)。
本当はストックを公開している間に続きを書き溜めたかったのだが、このエッセイを書いてたので、うまく溜められなかったのだったりする(爆)。このエッセイは今回で最終回なので、今後はテンプレ作品の執筆に専念できれば執筆速度は上がるだろう。
ということで、このエッセイの最終回のタイトルは、テンプレ作品の最終回と対にしてある。複数形なのは、単に語感の問題なので、べつに私が本当は「藤子不二雄(旧)」とか「ゆでたまご」とか「室山まゆみ」みたいに複数で書いているというワケではない(笑)。
(↑敬称略)
では、改めて宣言しよう。
俺たちの執筆はこれからだ!
~~~~
本日のテンプレ作品最終報告!
『スライムしか召喚できないのでパーティーを追放されたけど同じ境遇の美少女たちと協力したら無敵スライムが生まれて一発逆転できた上にハーレム状態になっちゃったんですけど』(第二部開始時に『スライム・ハーレム』に改題予定)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887440465
2019年1月20日6時~6時半頃の状況(前回1/18の数値からの変動)
「小説家になろう」
PV:80,226 → 85,016
ポイント数:1,368 → 1,378
ブックマーク数:486 → 481
ランキングはランク外のため記載せず。
実は姑息にも完結設定にしてみたり(笑)。これで表紙に載ったら少しはPVとかブクマが増えるかなと思ったんですけどPVはともかくブクマは増えるどころか減ったという(爆)。第二部の予告をしているのでブクマは減らないかなと思ってたんですが甘かったですね。
なお、『完全版』は完結設定にしてません(笑)。
「カクヨム」
PV:2,957 → 3,353
★数:51 → 58
フォロワー数:74 → 77
カクヨムコン異世界ファンタジー部門週間ランキング:58位 → 46位
カクヨムコン総合ランキング:158位 → 103位
★とレビューをいただけましたので、ランキングも少し浮上しました。三件目のレビューは「触手の帝王」様より。相変わらずの切れ味が素晴らしい!(笑)
こっちも完結設定にしました。こっちについては「カクヨムコン」の区切りのためという理由もあります。
短い間でしたが、ご愛読ありがとうございました。
あまり皆様の執筆の参考にはならなかったかもしれませんが、少しでもお役に立ちましたなら、そして七転八倒ぶりを楽しんでいただけましたなら幸いです。
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