第4話 どこまで続く説明ぞ

※本作は心の思うままに書き殴っているので、文体とかメチャクチャです(爆)。「ですます調」と「だ、である調」が混在してるし(笑)。今回はとうとう一人称まで崩壊しました(爆)。何とぞご了承ください。


 さて、一応うざいと思った説明部分は改良しました。ですが、根本的な問題が残っています。


 私は「説明しすぎてしまう」クセがあるんですよ。これは、自分でも自覚しています。必要ない部分まで書いてしまう。そのくせ、必要な部分の説明が足りない。


 裏設定みたいな部分って、書かなくてもいいんですよ。でも書いてしまう。ここはどうなってるんだ、みたいに自分で気になる所を、指摘されたり質問されたりする前に書き込んでしまうんです。


 ところが! テンプレのメリットについて、前に以下のように書かれていることを読んだことがあるのですよ。


 すなわち「前提条件を読者が理解しているから、説明を省略できる」と。


 テンプレってのは、つまり「定型文テンプレート」の略です。おんなじなんですよ。「冒険者ギルド」、「ステータスオープン」、「インベントリ」or「アイテムボックス」……ほとんど同じ設定になるので、説明不要で、どんなものか分かってしまう。


 つまり、余計な説明文を書かずに物語のストーリーを描写できる。それがテンプレのメリットである、と。


 じゃあ、書かなくていいのか?


 実はそうもいかんのですよ。一見さんを切り捨てることになるから。確かに、テンプレ小説に浸りきってる読者だけをターゲットにするなら、説明は要らない。


 だけど、それじゃあテンプレ小説初心者は切り捨てることになってしまう。それでは結局のところ、読者とポイントをかき集めるという最大の目的に反することになる。


 ではどうすればよいのか?


 最低限の説明で済ます。テンプレ読者にウザがられずに流せる程度で、しかし新規読者には最低限どんなものか分かるように説明する。


 で、き、る、か、そ、ん、な、こ、と!!!!!!!!!!!


 どっかーん、大爆発です。


 しかし、それができなければポイント獲得の道はない。なせばなる、ナセルはアラブの墓の下!(←大昔の『こち亀』のギャグです)

(↑更にググって調べてみたら、大元は「ナセルはアラブの大統領」らしい。初代林家三平のギャグ説が有力とのこと)


 しょうがないから、できる限りでやってみた。つまり、こう。


>お前を我々の部隊パーティー栄光の旅路グロリアスロード』から追放する

>俺たち冒険者は街の外で暴れる魔物モンスターを退治するのが仕事で、数名で「パーティー」と呼ばれる小部隊を組んで戦うのが普通だ。


 初出で「意味が取れる漢字の名称」に「カタカナでテンプレ用語のルビ」を振る。その上で、更に簡単な説明を加えるって方法です。


 >スライムを位階レベル99――強さの段階を数値化したもので、最低が1で最高が99――まで鍛え上げた


 こんな風に、注釈的にダッシュで囲んで説明を入れるって手法も使っています。


 そう、こうやって工夫はした、したんだ!


 それでも、それでも説明が多すぎるんだよおぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!


 どこまで説明すりゃいいんだよ!?


 読者は何がわかってて、何がわかってないんだよ!?


 教えて、グランドファーザー! アルムの森の木は答えてくれない!!(←ギリギリのギャグだな、オイ!)

(↑まさかとは思うけど『アルプスの少女ハイジ』を知らない人はいないよね?)


 ↑だ、か、らぁ! こうやってギャグにまで解説入れちゃうようなクセがあるから、俺は駄目なんだよおぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!(←とうとう一人称まで崩壊した)


 ええ、工夫はしています。なので感想欄で「読みやすかったです」「説明が分かりやすくてサクサク読めました」みたいな評価をいただくこともあって、非常に嬉しいんですよ。


 でもでも、そういう評価をくださる方って、前回も書きましたけど、だいたい「作家様」なんですよ。


 自分でも説明文書いてるから、その苦労をわかっているから、「読みやすい」って評価をくださるんです。


 一見の読み専さんはどこまで読んでくれているのか、それとも「説明ウザい」と思ってブラバしてるのか、全然わからないんですよおぉぉぉぉっ!!!!!


 正直言って、自分でも下手だとは思っていません。でも「下手じゃない」と「上手い」の間には広くて深くて暗くて流れの急な大河が横たわっていたりするんですよね、これが。


 ああ、テンプレよ、汝は美しい! そは我が手には余る美貌なるか?


 ……とか言いつつ、テンプレの定型から外れるようなネタもぶっ込んでたりはするんですが(笑)。自分でも度しがたいことに(爆)。


 「ゲームっぽい」ってのがテンプレだというなら、いっそもっとゲーム風に振っちゃえばいいじゃない! ……と開き直って、ゲーム的な要素をファンタジーに落とし込んだんですよ。


 その最たる例が「密偵の片眼鏡スカウトモノクル」ですね。


 敵のHPを見られるほか、ダメージ値も見られる。さらに、「HPバー」なんてので敵HPの減り具合が分かるほか、ダメージエフェクトやクリティカルヒットも、バッドステータスも表示され、さらには効果音まで出る。


 これ、功を奏したのか「ゲーム実況的で面白い」って感想をいただきました。ただ、逆に「ふざけすぎだ」ってブラバしちゃった人もいるんじゃないかなあ。


 あと、形と名前は完全に『ドラゴンボール』のスカウターが元ネタです(笑)。


 でもでも、きちんとラノベファンタジー的に落とし込む設定にはしてるんですよ。


> この密偵の片眼鏡スカウトモノクルは「鑑定」スキルと同等の能力がある魔法「リサーチ」が常時発動していて、見た相手の体力=HPや当たった攻撃の威力などを数値化して見ることができる魔法道具マジックアイテムなんだ。俺たちみたいにモンスターを倒す仕事をしている冒険者には必須の道具だ。


 ……ってぇ、だから、自分で余計な説明増やしちゃってどうするんだよぉぉぉぉぉぉっ!!!!!


 あ、でもゲーム系テンプレ小説の定番描写のひとつは、意図的に使ってません。


 それは「ステータス一覧表示」。あのキャラのHPとかMPとか力とか素早さとかのステータスを数値で表示したり、保有スキルを一覧表示したりするアレです。以前にゲームっぽいファンタジーを書いたときには使ったことがあります。


 実のところ、数値管理が面倒だってのはあります。ただ、やろうと思ったらエクセル表のひとつも作れば簡単に管理はできるんですよね。


 むしろ、自分がゲーム系テンプレ小説を読んでて、ステータス一覧が出てくると「ウザい」と思って、いつも読み飛ばしてるんですよね(笑)。だから、今回は入れるのはやめました。


 ぶっちゃけ、要らんだろ、アレは!(←暴言多謝)


~~~~


本日のテンプレ作品の現状速報!

『スライムしか召喚できないのでパーティーを追放されたけど同じ境遇の美少女たちと協力したら無敵スライムが生まれて一発逆転できた上にハーレム状態になっちゃったんですけど』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887440465


2019年1月5日6時~6時半頃の状況(昨日の数値からの変動)


「小説家になろう」

PV:18,704 → 28,115

ポイント数:660 → 820

ブックマーク数:223 → 296

ハイファンタジー(非転生・転移)日間ランキング:38位(283ポイント) → 57位(168ポイント)

日間総合ランキング:107位(283ポイント) → 188位(168ポイント)


ハイファンタジーでも50位の壁の下に落ちてしまいました。昨晩18~19時更新の時点で222ポイントでハイファンタジー47位、総合141位だったので、完全に勢いが衰えました。PVも1/3が12,689に対して1/4は9,843と減っていますね。あの日が頂点だったのか……。


「カクヨム」

PV:378 → 630

★数:23 → 31

フォロワー数:34 → 42

カクヨムコン異世界ファンタジー部門週間ランキング:16位 → 14位

カクヨムコン総合ランキング:37位 → 35位


こちらはまったりモードですが、二つ目の本文付きレビューをいただきました。最初にお友達のまっしー様からいただいたときも、何しろ公開初日なので非常に嬉しかったのですが、今回は純粋に本作を好きになっていただけた方からのレビューなので感動しております。ちーよー様、ありがとうございました。

カクヨムは長閑のどかでいいよねー。

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