第11話 俺の女房がテンプレヒロインなわけがない
※本作は心の思うままに書き殴っているので、文体とかメチャクチャです(爆)。「ですます調」と「だ、である調」が混在してるし、一人称もときどき崩壊してます(笑)。何とぞご了承ください。
さあ、とりあえず「ザマァ」までは書いた! ……「ザマァ」として色々問題があることは置いておこう。とにかく第一段階作戦までは完了した。続けて第二段階作戦、つまりハーレム構築編に入る……のだが、実のところ残り三万字しかないので、イチャコラを本格的に書いていたら字数が足りん。
いやまあ、カクヨムコンへの参加は記念受験みたいなモンだから、別に十万字にこだわらなくてもいいんだが、そろそろ公開したくもなってきたのですよ、この頃には。
この時点では、まだ公開しておらずストックを溜めていた段階なんですね。それで、高ポイントを目指すために、休みで読者が多い年末年始に公開を開始したいと思っていたのですよ。その公開予定に向けてそろそろ区切りをつけておきたいところだったのです。
そこで、第二段階作戦を本格的に始めるのは十万字で第一部が完結したあとに回すことにしました。しかし、その前哨戦として、まずはヒロインとのイチャラブを書いておきましょう。
そこで、シチュエーションを準備しました。パーティーでの野営。その見張りでコンビを組む。ヒロインと二人きり。うむうむ、良いパターンではありませんか。
さあ、ヒロインと思いっ切りイチャラブさせるぞぉ! ……とは言っても、まだカップル成立どころか、互いに好意を持っていることさえ明示していないレベル。ここはまず「実はお互い気になってますよ」的な展開から始めるべきでしょう。
書くべし、書くべし、書くべし!
書き終わった!! 読み返す!!! 頭を抱える!!!!(爆)
↑これ同じパターンばっかしやん!!!!!
いやね、「実はお互い気になってますよ」はちゃーんと書けました。第二部で本格的にカッポー成立に至るための前振りとしては必要充分に機能してくれることでしょう。
だけどさあ、だけどさあ……リョウ君、なんで君はこんなに肉食系なのかね!?(爆)
キャラってのはさあ、読者に共感されなきゃいかんのだよ!
そして、ターゲットとするメインの読者層は、だいたいにおいて草食系男子なのだよ!!
作者自身にしてから、昔は非モテ系年齢=彼女いない暦三十五年童貞の草食系だったのだよ。だから、こんな風に積極的に口説きに行くキャラには共感できんということは、嫌というほどわかっているのだ!!!
そう、わかっているのだ。わかっている、わかっているさ、ペンチノン……(←このネタ二回目)。
だがしかし駄菓子菓子、作者は妻子持ちである。三十五歳妖精さんから、三十六歳妻子持ちにクラスチェンジできたのである。お見合い歴四十戦無勝、負けに負け続けた非モテ系の極みだったのにも関わらず、これが最後と決めた婚活の最後の最後で逆転トライに成功したのである。
その、負けに負け続けたお見合い婚活歴ではあっても、歴戦は歴戦なのである。ワシとて百戦錬磨の戦いをくぐり抜けて来た、と自信をもって言えるのだ。だって、最後には勝ったんだモン。婚活なんてものは、百戦百敗しても、最後に一勝すれば勝ちなのだ。劉邦である。
その婚活歴から自信を持って言えることが二つある。
その一、自分から積極的に攻めていかない男は絶対にモテない!
※ただしイケメンは除く。
えー、この付帯事項は永遠の真理なので、どうしようもないのです。が、それを除いたら受け身になっていてモテるはずがない! いつか自分のことを認めてくれる女の人が現れる……なんてことは絶対に無い! 断言しよう。夢を見るな草食系男子!!
彼女が欲しかったら、まず、その夢と幻想を捨てろ! それこそファンタジーだ!! どんな方法でもいいから自分からアプローチするのだ!!!
その二、自信を持っていない男は絶対にモテない!!
※ただしイケメンは除く。
えー、この付帯事項は以下略。女は男の自信を見る! 自信無さそうにしてるヤツは、本当はどんなに実力があっても選ばれることは無い!! 逆に、どう考えてもクズなヤツがモテることがあるが、あれこそ根拠の無い自信の賜物!!!
作者の場合、ひじょーに偶然にも、作者は「自信がない」ことの表明をしたはずの言葉が、我が女房にとっては「自信たっぷり」に読めたのだそうなのですよ。いや、彼女は外国人(漢字圏)の人間なので、ニュアンスの受取方が違ったみたいという幸運に恵まれはしたのですが。
そういう経験をした作者としては、ハーレムを築こうという男が「草食系で受け身」などという設定は断じて認められんのだ!!!!
いやまあ、実のところ「ファンタジー」なんだからいいじゃない、というのはあることはあるんだけどね。実際、魔法がどうのこうのというより、草食系男子がモテモテって方がファンタジーだと思うのだよ。しかし、魔法の世界に夢を託すのと同じように、現実ではモテっこないんだから物語の中だけでも「草食系男子がモテモテ」というファンタジーに浸ったっていいじゃない、という考え方はあるわなあ。
そもそもが、作者にしてから出合って二か月半で入籍したのである。よくよく考えてみたら、我が女房殿は「チョロイン」ではないのか?
え、もしかして俺、ラノベ主人公並みにチョロインゲットしてるの?
いやいや、待ちたまえ。彼女はそんな甘っちょろいタマなものか。三十歳になる前に出産したいと思い立って婚活を始めて、ちょうど良いターゲットとして俺をロックオンしたという方が正しいべ。むしろ「肉食系ヒロイン」じゃろ、アレは。
あ、あれ? それだと、俺って正に「肉食系ヒロインにターゲット・ロックオンされて頂かれちゃった草食系主人公」でないかい!?
……な、何か前提条件からして崩れだしたぞ、オイ!
なら、別に草食系にしたっていいんでないかい。今までも何回かチョロインは描いてきたんだし……と思って、今まで描写したチョロインを思い出してみる。
……全員「主人公に助けられた」って経歴の持ち主だよ。そうだよな、とりあえず惚れたってことに説得力がある展開にするには「命の恩人」ってのが一番簡単だべ。
そして頭を抱える。
今回の主人公のチート能力は「ヒロイン全員と協力して」始めて発動する。つまり、主人公単体では強くないのである。主人公だけではカッコ良くヒロインを助けられないのである。
ここで再び、バックファイア現象が起こってしまったのだ。
ハーレムを合理化するための「ヒロインと協力しないとチート能力が発動しない」って設定は、「とりあえずヒロインを助けて惚れられる」というテンプレチョロイン製造の一番安易な設定との食い合わせが思いっ切り悪いのだ!
やっぱり主人公は肉食系で行こう。
それから「ただしイケメンに限る」適用範囲内な。これは反発要因にはなるが、実のところ致命的なものではない。設定上醜男とか平凡な容姿にしたって、書籍化されてイラストが付いたらイケメンになるのだ。
そのかみの『無責任艦長タイラー』とか見てみろよ。最初はイラストでも醜男だったのが、アニメ化したらお義理程度に情けない雰囲気だけ追加されたイケメンに変貌してたじゃないか。
田中芳樹大先生もかつて言っておられた。「エンタメなんだから、誰だって醜男とブスの恋愛とか見たくないでしょ」(大意)って。
とりあえず、イケメンにしておけばヒロインズからの好意値が最初から高くても問題はない。
しかし、それだけでモテモテという設定には、やはりしたくないのだ。
もういいや、主人公は肉食系イケメンで行こう。
やっぱり私はテンプレが書けない。
~~~~
本日のテンプレ作品の現状!
『スライムしか召喚できないのでパーティーを追放されたけど同じ境遇の美少女たちと協力したら無敵スライムが生まれて一発逆転できた上にハーレム状態になっちゃったんですけど』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887440465
2019年1月15日6時~6時半頃の状況(前回1/13の数値からの変動)
「小説家になろう」
PV:68,298 → 73,852
ポイント数:1,360 → 1,368
ブックマーク数:492 → 491
ランキングはランク外のため記載せず。
ポイントが上がってブクマが削れたんですが、要するに評価が入ったんだけどブクマは減ったってことです。実は昨晩更新の前には評価も入った上でブクマが494件あったので、3件削れたと。やっぱり肉食系主人公は受けが悪いわ(笑)。
あと、うっかり予約更新を間違えて昨晩は二話投稿しちゃってます。第一部の終了予定日が一日前倒しになってしまいました(笑)。
「カクヨム」
PV:2,137 → 2,490
★数:47 → 51
フォロワー数:68 → 71
カクヨムコン異世界ファンタジー部門週間ランキング:34位 → 33位
カクヨムコン総合ランキング:68位 → 69位
★が増えました。「なろう」のお友達票以外にカクヨムでのご新規読者様からもいただけたのが嬉しい限り。あと、こっちはじわじわとフォロワーが増えているのも嬉しいなあ。
「なろう」での投稿ミスに合わせて、こっちも二話投稿しています。
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