第6話 「説明が無いようだが?」「あんなのは飾りです。ワナビにはそれがわからんのですよ!」

※本作は心の思うままに書き殴っているので、文体とかメチャクチャです(爆)。「ですます調」と「だ、である調」が混在してるし、一人称もときどき崩壊してます(笑)。何とぞご了承ください。


 今回はサブタイトルからアレですが、「なろう」の方に投稿しているものを改稿しました。具体的には、前回と前々回で書いた「説明」をバッサリとカットしたんです。


 ひとつは、テンプレだったらカットできる説明をカットしました。これは「なろう」の方の筆友である加瀬優妃様からメッセージをいただいたからなんです。


 そこには「テンプレを読むのは初めてだけど、説明を読まなくても大体の設定は理解できた」と書いてあったんです。その理由を読んで目から鱗が落ちました。


 「自分はゲーマーだから理解できる」って書いてあったんですよ。それで「ゲーム経験者なら説明がなくても理解できるだろう」と書いてあったんです。


 そうか! テンプレ読者でなくても、コンピューターRPGを遊んだことがあるなら、説明不要で理解できるんだ!!


 そりゃそうですよ。最初にも書いたとおり、テンプレってのは「ゲーム的」なんです。なのに、何でそれが人気があるのかについて、まったく考察してませんでした。


 よく考えてみたら、すごく単純明快なことなんですよ。小説を読んだことがなくてもRPGを遊んだことがあるって人が多いから、ゲーム的な作品が受けるんだって。


 それじゃあ、説明が多くてウザい文なんか、そりゃ読まれませんわ。


 そして、加瀬様はもうひとつ、非常に重要なことを書かれていたんですよ。


 すなわち「テンプレもゲームもまったく知らない人を拾うのは難しいだろう」と。


 そりゃそうですわ。多少説明を加えたところで、ゲーム的な知識がなかったら、何のことか全然わかるはずがありません。


 そこで、私もスッパリと意識を切り替えました。一般人向けの説明というのは、オミットしていいんだと。ゲームを知らない層は、もともと読者たりえないのだから、切ってしまっていいんだと。


 なので、ゲーム的な内容の説明はすべてカットしました。レベル、経験値、クリティカルヒット、パーティー、冒険者……そんなのは説明不要です。バッサリとカットしました。


 そして、もうひとつ。前回のエッセイで書いた「正太郎君に免許を渡す」ようなテンプレの穴をふさぐ独自設定。これの説明もバッサリとカットしました。


 こちらについては、前回も書いたように、自分自身でも「駄目だろう」と思っていた部分なんですよ。でも、捨てきれなかった。


 そこの部分の甘さを、「なろう」の方の感想欄で吉見アキラ様にズバリと指摘されたんですね。「そんな自己満足的な説明は一般読者は求めてない」と。「必要なときに最小限の説明を入れれば良い」と。「不要な説明を入れるとストーリーのリズムを崩す」と。


 ズバっと言われて目が覚めました。趣味の創作ではありますが、今回のテーマは「テンプレへの挑戦」です。受けることが目的です。ならば、自分の趣味やこだわりは、ある程度は捨てるべきだと。


 もちろん、絶対に捨てられない部分はあります。そこを妥協したら、そもそも創作する意味が無いという、譲れない部分はあるでしょう。


 しかし、この独自設定については、全然そんな所ではない。


 これ、実は「作者向け」だったら、受け線なんですよ。「おお、こういう工夫をしているのか」「おお、これはオリジナリティがある」「この設定は面白い」って感心されるところだったりするんです。


 ぶっちゃければ、読者三百人だったら、それでいい。親しく交流している筆友の皆様に読んでいただけるという位置で満足しているなら、そのあたりをオミットする必要は無い。


 でも、テンプレにおいては無用の長物どころか、害がある。そういうものだと。


 そのことを、改めて突きつけられたので、スッパリとカットすることにしました。


 なので、ストーリー上必要な部分以外の説明は、かなり大胆にカットしています。


 ただ、さすがに全部捨てるというのは忍びないものがあったんですね。また、先にも書いたように、普段交流している方々とか、私のくどい説明も「上手い」「するする読める」と評価してくださるような方々に対しては、むしろ訴求ポイントだったりするわけですよ。


 そこで『完全版』という形で、カット前の文章も別にアップすることにしました。こっちは検索停止にしようかなとも思ったんですが、同じ作品の別バージョンが掲載されているのは「なろう」にはよくあることなので、特に検索停止にもせずに、そのまま掲載しております。


 なお、この改訂を行ったのは「なろう」のみです。「カクヨム」の方は従来の『完全版』と同等のものから変えておりません。


 なぜかというと、カクヨムコンに応募しているからです。ぶっちゃけ、説明カットすると十万字切っちゃうんですよ(爆)。


 あと、カクヨムの方は基本的に読み専読者の方々が少なくて、書き手が多いというのもあります。作者目線の方が多いので、説明過多でも大して問題は無いんですよ。


 ということで、「なろう」の方はシェイプアップバージョンがメインに出ています。果たしてこれが功を奏するのか。自分でも楽しみに結果を待ちたいと思っています。


 まあ、仮にこの修正をしてもヒットしなかったところで、どうということはないんですけどね。ほら、赤い人も言ってるじゃないですか「当たらなければ、どうということはない!」って(笑)。

(↑意味が違う!)


~~~~


本日のテンプレ作品の現状速報!

『スライムしか召喚できないのでパーティーを追放されたけど同じ境遇の美少女たちと協力したら無敵スライムが生まれて一発逆転できた上にハーレム状態になっちゃったんですけど』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887440465


2019年1月7日6時~6時半頃の状況(昨日の数値からの変動)


「小説家になろう」

PV:36,206 → 47,229

ポイント数:1,033 → 1,207

ブックマーク数:376 → 458

ハイファンタジー(非転生・転移)日間ランキング:48位(201ポイント) → 55位(194ポイント)

日間総合ランキング:152位(201ポイント) → 188位(194ポイント)


日間ランキングは194ポイントでハイファンタジーが55位、総合が188位でした。また50位の壁の下に落ちてしまいました。昨晩19時の更新時点だと239ポイントでハイファンタジーは45位だったんですけど、落ちましたねえ。伸びなかったか、無念。

ところで、何と今度はオリーブドラブ様からレビューをいただいたんですよ。まだ11話の時点でレビュー三つとか、破格ですよ!

オリーブドラブ様は熱いヒーロー物を書くことには定評がある方です。特に「カクヨム」で連載されていた『地底戦兵ジャイガリンG』はメチャクチャ熱くて面白い巨大ロボ物でした。これは近日中に「なろう」でも連載開始されるそうなので、ぜひご覧になってください。


「カクヨム」

PV:757 → 1,069

★数:38 → 41

フォロワー数:44 → 49

カクヨムコン異世界ファンタジー部門週間ランキング:13位 → 12位

カクヨムコン総合ランキング:32位 → 28位


こちらは亀の歩みですが着実に伸びています。カクヨムらしくまったりしていて落ち着きます。のどかで癒やされるなあ(笑)。

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