第9話 これがホントの空気嫁

※本作は心の思うままに書き殴っているので、文体とかメチャクチャです(爆)。「ですます調」と「だ、である調」が混在してるし、一人称もときどき崩壊してます(笑)。何とぞご了承ください。


 超音速攻撃ヘリ「エアーワイフ」!

 ちゃーちゃらららー、ちゃららー、ちゃららっちゃちゃちゃ、ちゃーちゃーちゃー、ちゃらららー♪


 のっけから年齢がバレるバカネタで申し訳ない(笑)。いやね、「空気嫁」って言葉から、つい思いついてしまいまして。


 しかし、実のところバカネタ書いてる場合ではないのである。テンプレとして致命的に致命的な部分(←明らかに日本語として下手な二重表現)について、鋭いご指摘をいただいてしまったのだ。それは……


「ヒロインたちの影が薄い」


 本エッセイの「なろう」の方の感想欄で、弧滓 歩之雄様(←前回は名前伏せましたが今回はご本人に登場のご許可をいただいたので実名登場)よりいただいたご指摘です。そして、その原因についても明確に指摘されています。すなわち……


「一度に七人すべて登場させたこと」


 ぐはあっ!!


 わかっている、わかっているさペンチノン……(←『勇者王ガオガイガー』前半部ライバルであるピッツァのセリフ)


 実は、この部分については、試作版を見せたときに「触手の帝王」様(←ご本人にも言ったのですが、我ながら酷い仮名付けたモンだ)からもご指摘を受けてたんですよね。説明が多すぎることについて、一度にヒロイン出し過ぎだから、少しずつ出して行った方がいいんじゃないかと。


 正直、この部分については、自分でも頭を抱えていたところではあるんです。ヒロインズが空気だって。


 そして、対策についても実は簡単なんですよ。弧滓 歩之雄様や「触手の帝王」様がご指摘されていたように「少しずつ出していけばいい」んです。それぞれ登場させるごとにキャラを深く描写してキャラを立てていけばいい。


 実は、私は「なろう」の方に掲載している処女作『ブレバティ』で同じ失敗をしています。主人公の仲間たちのロボを一度に登場させてしまったので、個々のキャラが少し薄くなっちゃったんですよ。これも一体ずつ、ひとりずつ登場させれば良かったとご指摘を受けています。


 なので、一度にキャラを登場させることの弊害は、実は知っていたんです。だから、やろうと思えばひとりずつヒロインを登場させることもできたはずなんです。


 しかし、できなかった。それができなかったんです。


 理由は単純にして冥界……もとい明快。それだとチート能力を発揮するまで、時間が、文字数がかかりすぎるから!


 実のところ、前回も書いたように、今でもレインボゥが登場するまで8話三万字もかかっているんですよ。スカッとするところまで、それだけ文字数をかけちゃったんです。


 これ、テンプレとして致命的じゃないかってぐらい「遅い」と思うのですよ。


 弧滓 歩之雄様は、ひとり1~2万字かけてキャラを掘り下げていって、最後に合体すればと書かれております。確かに、キャラ立てからすると、それが理想!


 また、最初はひとりのヒロインとの合体攻撃でピンチを切り抜けて、だんだん数が増えるごとに強くなっていくというご提案もいただいています。そう、そっちこそ「なら」王道なんですよ!!


 しかし、これだと「チートでスカッとする」まで、何と七万字から十四万字も必要になってしまうという!


 私は、今回は「テンプレ」を意識して書いていました。その想定ターゲット層からすると、七万字もかける悠長なチート発揮なんて待ってもらえないだろうと考えたのですよ。


 他ならぬ、弧滓 歩之雄様ご自身が、私とまったくの同時期にテンプレチャレンジ作品を書かれています。その『腹が減るだけの外れスキル【暴食】持ちの俺、恥ずかしがりや美少女エルフ【色欲】と出会い、実はモンスターを喰えば喰うほど無限に強くなる最強の存在だったと知る』(N4781FF)は、1月12日朝現在で既にポイントは3,000オーバー、ブックマークも1,200件超と既にトリプルスコア近くまで差を付けられてしまいました(笑)。


 これ、差が付くのはわかるんですよ。まず、チート能力を発揮するまでの文字数が4話約9,300字(←ダウンロードしたテキストをエディタのカウント機能で測定して加算)。一万字未満なんです。サクサク進んでいる。


 そして、ヒロインはひとりで思いっ切りキャラが立っている。セカンドヒロインっぽい女性が登場するのは第12話です。


 テンプレとしては、明らかにこちらの方が正しい! 負けるのは当然なんですよ。


 それから、これは別の方にご指摘いただいたんですよ。「テンプレの落とし穴」として「展開に振り回される」と。「テンプレだからこうしないと」って部分が落とし穴になっているんじゃないかと。


 この、ヒロインの影が薄いってのは、まさに「テンプレだからこうしないと」に振り回された結果なんですよ。


 そう考えると、実は一番最初に考えついた「七人のヒロインと力を合わせてチート能力を発揮する」という設定そのものが、実は「テンプレ」と相性が悪かったんじゃないかということに、今更ながらに気付いてしまったんですね。


 この「七人のヒロインと力を合わせて」は、実は「ラノベ」のハーレムものなら超王道展開なんですよ。あるいは前にも書いたように「ジャンプ」でも今ならたぶん通る王道展開になります。


 しかし、「とにかくサクサクと」「すぐにスカッと」を求める「Web小説の多数派読者」=「テンプレ」との相性が悪かったんじゃないかと。


 最初に思いついて「これが勝利の鍵だ!」(小林清志風)と思った設定が、実はバックファイアになっちゃったという。


 その8話三万字にしても、最初は毎日1話ずつ更新のつもりだったんですが、そこまで悠長に更新してたら読者に逃げられるということに気付いて、あわてて投稿2日目に連続投稿をかけて第8話まで一気に公開したという。これはそれなりに効果があったと思っています。


 この「ヒロインズが空気」なのは、序盤については完全に構造的問題なんですよね。そして、実はこれ以降も第一部が完結する約十万字までは改善できていないんです。


 これは「テンプレ」のどこを重視するかで変わってくるかと思うんですよ。私は「ヒロインとのイチャイチャ」よりも「スカッと一発逆転」「リベンジ」「出世」の方を優先したんです。それが結果的には失敗だったのかもしれません。


 こうして考えてみると、やっぱり私は弧滓 歩之雄様と比べるとテンプレ適性が低いんですよね。テンプレを書こうとしても、やっぱり重要な部分をわかっていなかった。


 ただ「ヒロインとのイチャイチャ」はこれから書きます。それこそ練習です。修行です。ひとりずつ、それぞれに試練を与えて、それを乗り越えながらイチャラブ展開に持ち込みますよぉ!


 しかしながら、私のテンプレ適性の低さは、肝心の「リベンジ」、つまり「ザマァ」においても見事に発揮されてしまうのでした。それは、今日(2019/1/12)公開の本編第18話において明らかになりますので、明日書きたいと思います。


 刮目かつもくして待て、以下次回!(←何か違う)


~~~~


本日のテンプレ作品の現状!

『スライムしか召喚できないのでパーティーを追放されたけど同じ境遇の美少女たちと協力したら無敵スライムが生まれて一発逆転できた上にハーレム状態になっちゃったんですけど』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887440465


2019年1月12日6時~6時半頃の状況(前回1/9の数値からの変動)


「小説家になろう」

PV:57,234 → 65,464

ポイント数:1,287 → 1,360

ブックマーク数:483 → 492

ランキングはランク外のため記載せず。


今度は新垣すぎ太様からレビューをいただいてしまいました。本エッセイ第2話でも文字数のエッセイの作者として紹介しておりますが、「なろう」での活動初期からの筆友で、本当に文章力があって面白い作品を書かれる方です。本作はポイント数やブクマ数に比べるとレビューや感想をいただける数が非常に多いのですよ。範囲は狭いかもしれませんが、それだけ楽しんでいただけているというのは作者冥利に尽きます。本当にありがたいことです。


「カクヨム」

PV:1,408 → 1,986

★数:44 → 47

フォロワー数:53 → 67

カクヨムコン異世界ファンタジー部門週間ランキング:11位 → 23位

カクヨムコン総合ランキング:30位 → 49位


今回も増えた★は「なろう」でのお友達によるものです(笑)。ただ、今まで交流が無かった方のフォローが増えているんですよ。これは嬉しいですね。ランキングは落ちてますが、これはまあいいです(笑)。

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