サンタが街で殺ってＫＩＬＬ　～凶悪犯罪少年には、どす黒いプレゼントを～

※　手段を選ばない超能力者、黒サンタが凶悪犯罪少年を、問答無用で粛清するお話しです。

　少年法。
　それはたとえどんな凶悪犯罪を犯したとしても、未成年から厳罰を遠ざける。
　人を残虐な方法で殺しても、未成年は更生のために守られる。
　日本という国は、そういう国なのだ。
　その法を逆手にとって悪事を働くヤツがいたとしても、現代日本では罰することはできない。
　被害者は、ただ、泣き寝入りするしか方法はない。

　そんな矛盾を抱えた混沌の中に、その者は、現れる。
　国家が、個人が消して与えられない、罰という名の贈り物を凶悪犯罪少年へと届けるために。


クネヒト・ループレヒト。通称、黒サンタ。


今宵も赤く、ローブが血に染まる。



――どす黒く、血みどろのクリスマスを、どうぞ。