天を臨む繭の子ら

作者 星崎ゆうき

地の底で生きる子供たちは本物の空を希う。遠未来ジオフロントSF。

  • ★★★ Excellent!!!

現在から少なくとも150年以上が経過した未来。オゾン層の消失によって人類が地底都市で暮らすことを余儀なくされた時代の物語です。

共に過ごせる時間の終わりを告げられた少年と少女。
そりの合わない父親との関係。
ジオフロントを舞台に設定を作り込んだSF短編でありながら、その核には、ままならない現実に翻弄されながらもまっすぐに歩こうとする人間たちの繊細な人間模様があります。

たとえ終わることがわかっている日々だとしても、今を生きる。
切なくも爽やかなラストシーンは必読です。

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