漫画描きの女子生徒とクラスメイトのギャル。
名探偵(?)と助手。
女子高生とひとつ下の幼馴染。
三パターンのシチュエーションで百合を描いた短編連作です。
より正確に言えば、タイトルどおり「百合の始まる瞬間」を描いた短編集。
ひととおり読んで自分の中の固定観念が打ち破られたのを感じました。
百合が始まる、というのにも多様なパターンがあり、たとえば初めてマトモに言葉を交わすのも百合の始まりなら、ずっと一緒だった友達を初めて「そういう対象」として意識するのも百合の始まりになるのですね。
勉強になりました……。