見せたいんだ空を。ほんとうの空を、ほんとうの青色を君に――。

青い世界は誰のものなんだろう。

ほんとうの青に逢いたいと願う子供たちを取り巻く環境は厳しく、その想いは容易に叶わない。
それは、子供たちのためでもあるのだが――。


いったい誰が、世界をこうしてしまったの。

限られた空間の中でどこまでも広がる空を想う。
少年少女の思う気持ちはひたむきで真っ直ぐで。
例えその先に何が待っていようとも彼らは――。

空の青さはあたりまえのものではなくて。
大切な人がそばにいてくれることもまた。


胸に深く刻まれた少年たちといつか、話をしてみたいと心から思いました。いつか、また。


素敵な作品をありがとうございました!









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