命の始まりの瞬間から、運命づけられたように忌子として生まれた姉と、皆に祝福された特別な竜の弟。生き物はどんなものであれ、どう生まれるは選べませんが、どう生きるかは決められます。竜の種族の話ではありますが、読者自身に生きることとは何かと投げかけるような、哲学的な問いをたくさん感じました。
重厚な世界観、美しい風景描写。これらもさることながら、特に目を引くのが、キャラクター達の優しさです。各々それぞれ信じるものがあり、それぞれの優しさがある。信念や優しさ故に誰かを助け、協力する…続きを読む
この作品は心理描写と情景描写が素晴らしいです。物語はティリーアという人間の少女が光の司竜ハルと出会う、ラブストーリーから始まります。そして第二部、第三部へと読み進めていくうちに、人間と竜族を絡…続きを読む
様々な登場人物に視点が合わせられた、群像劇のようなこの物語。とにかく、誰もが優しく、そこには愛がありました。上手いこと言えないので、他の方の素晴らしいレビューも読んで欲しい。そして私から言えるこ…続きを読む
竜の村で、人間であることで虐げられていたティリーア。彼女が「光の司竜」ハルと出会うことからこの物語は始まります。運命は一度残酷な方向へ傾きますが、ひとつの約束が大きな奇跡へと物語を導いていきます…続きを読む
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