瀕死体験の向こうにキミたちとの絆が見えたようだ

他者の心を動かすことは簡単な話ではありません。
どんなに心を込めた言葉をかけようと、どんなにその身を尽くそうと、突っぱねられてしまったらそれまでで。

どうにも孤独で、独りが普通のことだと思い込み、長く生きていたリトアーユ。
でも知らぬ間に彼は他者との繋がりを持っていて、更には彼と繋がった者々は皆、彼を当たり前に気にかけていました。

「生きることを諦めないでください──」

簡単な言葉で、リトアーユにはなかなか刺さりません。
瀕死を体験して、隣の他者が大切な者だと気が付き初めて、あの言葉はリトアーユに沁みていくわけです。
そのじわりじわりが尊くて、こちらの心を刺してくる。うん。いい。

血生臭くてきな臭い。
でもそれが絆だったと気付いたら、命がけなのも悪くはなかったのかもしれません。
リトの表情の変化を、是非ともご覧いただきたいです。