夢からはいずれ覚める。その先は――
- ★★★ Excellent!!!
舞台女優と芸術家の一か月間の夢の中。
自分が演じるキャラクターを探しにとアパルトマンというアパートで一か月間生活する舞花。
個性的な格好で芸術家を演じる、大家の息子かける。
表現の分野で苦悩する二人は、どこか似ていると親近感を抱く。
最初から決められていた期間。限定の関係性の中で、二人は改めて自分の進みたい道筋を探す。
1人では見つからなかったものを、2人で、もしくはもっとたくさんで見つけた時。
それはある意味夢の終わり。
アパルトマンで見た、夢の終わり。
夢からはいずれ覚めないと。
2人が進んでいくのは、それぞれの待ち受けている現実の道
ううん。違う。
ずっと思い描いていた新しい夢にまた飛び出した。
夢は消えずに、続いていく。