夢からはいずれ覚める。その先は――

舞台女優と芸術家の一か月間の夢の中。

自分が演じるキャラクターを探しにとアパルトマンというアパートで一か月間生活する舞花。

個性的な格好で芸術家を演じる、大家の息子かける。

表現の分野で苦悩する二人は、どこか似ていると親近感を抱く。

最初から決められていた期間。限定の関係性の中で、二人は改めて自分の進みたい道筋を探す。

1人では見つからなかったものを、2人で、もしくはもっとたくさんで見つけた時。

それはある意味夢の終わり。

アパルトマンで見た、夢の終わり。

夢からはいずれ覚めないと。

2人が進んでいくのは、それぞれの待ち受けている現実の道

ううん。違う。

ずっと思い描いていた新しい夢にまた飛び出した。

夢は消えずに、続いていく。

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