鏡像のような絵とコバルトブルーの海の壁画に描き出された希望―。

舞台で演じるキミカを探すために閑静な街の丘の上のアパルトマンで一ケ月過ごすことになった舞花は絵描きを目指すアパルトマンのオーナーの息子、かけると交流するうちに芸術の奥深さにふれ、忘れていた大切なことを思い出し、人に感動を与えるための心の羽ばたきに気付いていく―。夢に向かうひたむきな思いを胸に歩き続けるふたりの純真さが清々しいタッチで伝わります。

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