水曜日のパン屋さん

作者 水瀬さら

パン屋さんという名のこころの休憩所へ…

  • ★★★ Excellent!!!

 誰だって、人生がまっすぐな訳じゃない。山も谷もあって、時にはレールから外れてしまうことがあってもいいと思う。でも、戻れるかの自信がなくて…怖くて……。
 毎日は何もない1日ではなく、ちゃんと一歩ずつ、気づいていないけれど進んでいるのにね。

 週に一度、大好きになったパン屋さんに行きたいと思う、これってとても大きな進歩だし、方向転換だということに気づかされます。

 こころが悲鳴をあげたとき、一度それまで当たり前だと思っていた日常から切り離して立ち止まること。そこで周りを見回したとき、これまで見えていなかったところに、自分を手招きしてくれている誰かがいることに初めて気づきます。立ち止まることは決してカッコ悪くない。無理に合わせて流されるより立ち止まることの方が勇気が必要だってこと。そして新しい目標を持ったあなたは立ち止まる前の何倍も強くなっているのだから…。

 現代の画一的な社会に疲れてしまった貴方に読んでもらいたい、とても暖かくて優しいお話です。

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その他のおすすめレビュー

★★★ Excellent!!!

「学校」の外にも世界があるということに、気付いていない少年少女は案外多い。
教室の中に居場所がないのなら、他のところでそれを見つけられたらいい。
この物語を拝読して、沁み入るようにそう感じました。
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