守られてばかりでいられない、わたしが今度は守るから

ふとした出逢いが、命がけの再会を果たすことになるとは、誰が予測できたでしょう。
軽い気持ちで頼まれ物を引き受けてしまったルティちゃんでしたが、依頼主も巻き込まれた彼にも、どうしても会わなければならない人がいました。

内情の読み合いも魔法による戦闘も、全部全部が大切な誰かのため。
言葉だけでなく心でも信頼が芽生えたとき、会いたいあなたに会える鍵は、どうやって彼の目の前で開くのでしょう。

【少女と賢者の旅物語】の続編でもある本作。
そちらを先にお楽しみであれば、一言一文に感慨深くなること間違いなしです。

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