姫、一体何を⁉

 誰もが知る「眠れる森の美女」を現実的視点で描いた、ユーモラスな一作。眠っていた姫を目覚めさせたのは、王子からの接吻。しかしその王子は姫の理想にほど遠い男だった! こんな運命の相手は受け入れられません、という具合に、姫は何と自分から糸車に手を伸ばし、針で自分の手を突き刺す。
 そして、次にやってきた王子こそは、今度こそ自分の理想の夫だと信じて、姫は眠りにつくのだった……。

 姫の高い理想と、次々にやってくる王子の個性の豊かさに、終始笑いながら拝読しました。大変面白かったです。
 
 是非、御一読下さい。

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