種族の壁に隔てられても決して切れない縁がある。人と妖怪の恋愛物語。

完結作品。

主人公・志保には昔から妖怪を見る能力があった。
その力のために周囲となじめずにいた志保を救ったのは、妖怪の少年・木葉。
共に過ごしながら互いに想いを深めていく二人。しかし、成長するにつれて志保の力は薄れ、木葉の姿が見えなくなりつつあった……という、別れを運命づけられた少年少女の物語です。

人間と、妖怪。
種族の壁という決定的な障害に阻まれながらも繋がりを結んでゆく二人の間には純粋な愛情だけがあり、それゆえに別れの切なさが胸を衝きます。
志保と木葉がどのような答えを出すのか。皆様もぜひお確かめください。

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