キミへの僕の想いは――。

 タグ通り、前半は恋愛ソングの歌詞のようだった。そして後半、教室へ急ぐ主人公の心が、二段飛ばしで駆けあがる階段で表現されている。
 キミへの想いが、加速して物語は進んでいく。
 しかし、最後でキミの正体が明らかになる時、読者は「やられた」と思うだろう。どうして、「君」ではなく「キミ」と表現されていたのかを、思い知る。
  
 是非、御一読下さい。

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