戦乱ゆえに進む者、歪む者、立ち止まる者、さまざまな形で輝き、魅せる至るところに望むものあれど、一方では何もないと知りながら目指す所詮は歯車でしかないと散る者、背負いながらも道半ばで散る者、満たされて散る者と、全てが主人公であり、その死に方に美しさを感じさせるのが、この作品の魅力ではないだろうか
貧困や圧政、理不尽のなかで生きていた主人公が持つ唯一の家族。その姉が殺されたことで彼の復讐が始まる。そしてそれは同時に、天に届くほどの業を積み上げていくことの始まりでもあった。綺麗事だけでは成…続きを読む
史実をもとに作られたような凝られた世界観。一人一人が決して埋もれることの無い魅力ある登場人物達。泥臭くも心滾る熱き戦い。そして、その背景にある業...重厚な歴史を読み解くような感覚に陥る。…続きを読む
私がこれまで読んできた中でもかなり作り込まれています。登場人物それぞれに様々な過去や考え方があり、とても感情移入出来る作品です。追記。終わって欲しくないと思っていた所で完結宣言。読み終わりた…続きを読む
なろうでは描写されなかった話が所々に見受けられて(本屋での仕事やヴォルフのペンダントの中身など)、一度完結まで読んだ人も新しい気持ちで読めると思う。
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