読者と代表作が欲しい作家は読むべき普遍的な名作
- ★★ Very Good!!
この作品を読んで実践した作家は、駄作を書く確率が徹底的に下げられるだろうと思う見事な教科書です。
これを読めば「売り上げを作る」という結果を第一に考えるコピーライターの技術は、作家業にも十分に応用できると納得できます。
実はコピーライターの技術は「客の感情を揺さぶり物を売る」事が目的のために、流行り廃りがあまりなく、使う場面を考え調整すれば、時代に関係なく普遍的に使えます。
その特性を見事に小説家用として落とし込んだこの作品は、作家の指南書であり、手本であり、回答例になっています。
書ける作品を探す指標、題名や粗筋の作り方、欲しい読者を得るための工夫等々……書く側に立つ人が見るべき要素だけで、しかも判り易く構成されているので、読まないのはただ単に損ですよ。
そして、読み終えた後に「読んで学んだことを使って作品を書くために実践例として見直す」と新たに学べる箇所がまだあるという驚きを是非とも味わってください。
星2なのは自分が書く側にいないのと、「なろう」ベースなので読む場所を考えると変更点があるかなという事でのマイナスなので、実用書としての評価だけなら間違いなく星3です。