魔眼の王と日輪の姫

魔神バロールの魔眼の力を宿した青年――夜刀緋乃。
神に家族を殺されたその時から、緋乃は復讐の奴隷となった。
夏休みを目前とした時期、緋乃の通う高校に一人の転校生がやって来る。
セリア・グリーアン――転校生の少女は、死んだ姉と瓜二つだった。
動揺する緋乃だったが、セリアは似ているだけの別人だと自分に言い聞かせる。
その日の夜、黒いローブ姿の魔術師達に襲われているセリアと遭遇した緋乃。
流れからなんとなく助けた緋乃だったが、捉えた魔術師から事件の黒幕を聞き、驚愕をする。
セリアを狙っていた黒幕の正体――オースレイ・グレイス。
それは、緋乃の家族を殺した最も憎むべき神――太陽神ルーを呼び寄せるきっかけを作った男だった。
さらにはオースレイの口から、セリアは太陽神ルーの娘であると衝撃の事実を突きつけ…続きを読む