彼ら&彼女らが、世界を駆け抜ける!

実を言うと、このレビューを書いている奴はSFというジャンルが苦手である。
苦手どころか、かなり苦手である。
だって、理解すんの難しいんです。世界観とか、用語とか。
しかし、この作品は不思議なことにその「苦手」とやらを感じさせてくれない。「苦手」を感じる以前に、するするとストーリーを楽しめてしまう。
ストーリーだけじゃなく、個性あふれる強いキャラクターたちと人間よりも人間くさく描かれる疑似人格たちのかけ合いも、魅力にあふれている。

作者が渾身を込めて描くであろう、そんな彼ら&彼女らがそれぞれ駆け抜け、行き着く先を、最後まで見届けたい。

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