概要
・好意を持たれるまでの過程が丁寧。いきなり好かれません!
・生徒や元職場からのキュン多し。
・リアル正統派お仕事奮闘記。愛されヒロイン。
・魔法や魔獣とのバトル多し。
・テンポよく話が進む。
・筆力あるのでストレスフリー。
・心理描写重視。
読めば絶対に面白い。損はさせません。そんな話を求める方に!
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「リディア」シリーズの一作目。こちらからお読みくださいませ。
エリート魔法師団の蘇生魔法の使い手だったリディアは、任務中に呪いを受けて、魔法を失ってしまう。魔法師団を追い出されたリディアが選んだのは、魔法大学の先生。担当したのは、魔法が使えない問題児の男子生徒達。
ブラック職場で奮闘し、ツンデレ生徒を鍛えながらもちょいちょい干渉してくる
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!逆境の中を進んできた主人公は、どんな未来を選ぶのか
主人公のリディアは、受動的かつ被虐的な思考の下で動く傾向にあります。
気弱なわけではないのですけども、その生い立ち故か、酷いことをされても「自分がこうされるのは仕方のないこと」「自分が耐えれば他は丸く収まるからこれで良い」と考えがちです。
そしてストーリーラインも、彼女を酷い目に遭わせた人々へ復讐してすっきりハッピーエンド! ざまぁ達成! という流れではありません。
最終話まで見届けた今、結果的にそうなった、とも思いません。
あくまで私個人の特殊な感想でしかありませんが、この作品はそういった明快なものを期待して読むのではなく、リディアという一人の女性の生き方や、これから先の未来へ続く選択を…続きを読む - ★★★ Excellent!!!暇潰しではない、読み応えのある作品をお求めの方へ
この物語のヒロイン、リディアは受動的な性格です。様々な問題が発生しますが、状況に流されがちで、昨今の流行りの逆境を跳ね除けるヒロインとは真逆な対応。
古臭い女性を貶めているような文化に囚われている所もあり、それが不快で読むのを止めてしまう方も多いかと思います。
でも、待って欲しい。
どうか、最後まで読み進めていただきたい。
そんなリディアの性質こそが、問題解決の鍵なのですから。
ヤラれっぱなしって、ムカつきますよね。やり返す方がスカッとしますよね。
自分で自分を守る。それが正義、と言うのは正しいでしょう。
けれど、耐え忍ぶのが悪かと言われたら、それは違う。
受動的なのも、辛抱強いの…続きを読む - ★★★ Excellent!!!先生らしくない新米教師——そう見えて誰より向いてます。天職ですね🌟
くっ……。ひとこと紹介にもっと要素を詰めこみたかったのですが字数が💦
ともあれ、学び舎の体制がとんでもない中。
どこか天然なのに常識人で実力がある先生——それと癖の強い生徒たちの関係図がおもしろおかしいです。
相手を知らないところからはじまり、虚をつかれ、ほだされはじめているのに、かみ合ってない感がなんともいえません。
この女子。がんばって先生に徹しようとしていながら、生徒キラーのもよう。
重厚そうな影を匂わせながら、物語の紡ぎ手の感情に乗せ、軽快なテイストでユーモラスにまとめてゆく——
読み手に負担をかけない。こんな書き方もあるのだな……と。勉強させていただいております。
…続きを読む - ★★★ Excellent!!!自分らしく闘い続けるヒロインが魅力的
物語が始まった時、ヒロインであるリディアについて、情報はあまり明かされていません。
特級魔法師であるリディアは、世界で唯一、蘇生魔法が使える存在。
ある事件がきっかけとなり、大学の助教となり、それぞれに個性の強い、そしてどこか既定路線からはみ出し気味の学生達を指導することになります。
このリディアという女性が何者なのか?
少しずつ状況が明らかになっていくにつれ、この問いこそが、物語を解く大きな鍵になっていることに気づくでしょう。
過去を変える、物事を変える、何かを避ける、そう意図しながらも翻弄される登場人物達。
結局、今自分が、<この瞬間>にできる最善の選択を信頼して、運命を切り開いて…続きを読む - ★★ Very Good!!教師のお仕事と生徒の成長の話
第3章までのレビューです。
第2章大学授業編では、教師となった主人公が苦労します。
よくある教育問題などと重なる部分もあるため、そういった社会的な部分に関心のある人だとより楽しめると思います。
第3章は、主人公の生徒たちの活躍が目を引きます。
第3章まで読んでみると、この物語の面白さが分かると思います。
教育問題や学校の裏側のシビアな事情などは、興味ないという人もいるかもしれません。難しい話を読むのは辛いという人ももしかしたらいるかもです。
ですが、ある程度読み進めていくと、個性あるキャラクター達が活躍するこの物語の続きが気になってしょうがなくなるのではないでしょうか。
生徒達のキャラ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!大学講師は世知辛い。問題児クラスは未知の魔法を秘めた天才集団でした。
世界で唯一の蘇生魔法の使い手としてエリート魔法師団に在籍しながら、とある任務で魔法を失い、魔法大学の講師に転職した少女リディア。
問題児が集められた特別授業を受け持つことになった彼女が、生意気な年上男子たちの指導に苦慮しながら魔法の真理へと迫っていくストーリーが興味深いです。
転職して痛感した大学教育の現場は世間の常識とかけ離れた理不尽とパワハラが横行する世界で、面倒な雑事はすべてリディア任せ、自分の研究や講演会を優先して、まったく生徒たちと向き合おうとしない教授たちに腹が立ちます。
そんな教授陣に失望していた生徒たちも、熱心に指導するリディアには次第に心を許していきます。
…続きを読む - ★★★ Excellent!!!恋も魔法も先生も、一筋縄ではいかない面白さ!
魔法でファンタジーで主人公が愛されまくってる…という、私の趣味どストライクに投げ込まれた作品でした。
ところがどっこい、ただの逆ハーではないのですよ…!いいですか、皆さん…!
【ポイント1:世界観の作り込みが程よく深い】
特に、魔法に関する設定の作り込みが、素敵です。
過度に複雑でもなく、かといって、分かりやすすぎる訳でもなく。。
しかも、主人公リディアの講義という形で説明されるので、するっと理解できてしまうのです…なんなら、私がリディアの講義を受けたいくらい(ぇ
加えて、理路整然としてるんですよね。本当に、そういう教科書が存在しているかのような説明です…普通に納得してしまう己がいます……続きを読む - ★★★ Excellent!!!タイトルの印象とは真逆。超硬派で重厚なファンタジー
魔法の世界を舞台に、新入り大学教員が学生たちにモテまくる、逆ハーレム系ファンタジー……。なのですが、似たような作品の中で、頭一つ抜けています。
ハーレム系とか、逆ハーレム系の作品の多くで、欠乏しがちなのが、主人公の人間的な魅力だと思います。存在感が薄すぎたり、あるいは、なんでモテるのか到底理解できない、俗物だったりするパターンが多いように思います。
しかし、この物語の主人公、リディアは違います。彼女の一番の魅力は、まぶしいくらいの利他的な自己犠牲精神でしょう。リディアは一貫して、周囲の人を守るため、幸せにするために、自分の身をささげようとします。そしてその態度は当然、自分の受け持つ学…続きを読む