ツヤマとの出会い
「お前、言葉がわかるのか?」
まだ名前も知らなかったツヤマの問いに、僕はくちばしを下に向ける。一応、うなずいているつもりだ。
「なら、今から俺のいうことにイエスなら右の、ノーなら左の翼をあげろ。わかるか?」
僕は右の翼をあげた。
「それだけわかるなら十分だ。」
二日待て。と、彼は言った。書類やらなんやらの準備があるらしい。
僕は、一回、町に戻り、約束の日に、最初に会った場所に向かった。
「おう、遅かったな」
俺はツヤマだ。と、少し遅れてついた僕に、彼は自己紹介をした。
『なぜぼくをつれてかえったの?』
持ち込んでいた紙にと鉛筆で、僕は聞いた。
「知りたいか」
ツヤマは、自分の故郷で起きた、あることを話した。
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