幕間小話「救いの糸」
あたしは赤眼のセンリ。芸を売って
今朝は
ほれ、人の手首が釣れやがった。
地獄に垂れた救いの糸を掴んだ手のように、ズルズルと手首が手首を掴んで釣れてくるから、途中で糸がぷつりと切れた。
後に残るは針なし糸が宙ぷらり。
おいおい、あたしの空き腹は、誰が救ってくれるんだい。
赤眼のセンリ ラーさん @rasan02783643
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