キミもお気に入りの女神さまを見つけチャオっ!

とか言いましたけど、実際にはこの物語はシリアスで重厚なダークファンタジーなんですね。
北欧神話を下敷きにした壮大なサーガ、そして女神たちのジェネシスですよ。
本格派の重いヤツはちょっと胃もたれするんで……とか言ってるおまえ、太田胃散はいいからそこに座れ。
作中に登場する“神具”なるファンタジー器官をくすぐるガジェット(というとSFっぽいですけど)や、四天王とも言うべき4人の女神たちの程よく現代ナイズされた描き方など、これはダーク&シリアスの服を着たエンタメ・ファンタジーなんですね。
それにそもそも北欧神話なんてみんな好きだろ?
千年王国の崩壊から世界を統べる主神の最期……黄昏の世界を駆け回る女神たちの中にきっとあなたのお気に入りが見つかるはず。
いいコ、いっぱいいるんで!

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