④カクヨムの「機能」を使いこなす(オプション編)



 カクヨムに備わる機能は、基本的にすべて役立つものです。非常に便利ですから、ぜひ使いこなせるようしたいですね。

 カクヨムでは小説を作成・投稿すると、本文の作成以外に「オプション」と言われる機能を利用できます。覗いてみるとその中には、例えば「キャッチコピー」や「タグ」などがあります。



 「キャッチコピー」

 「キャッチコピー」は小説の題名と同じくらい(もしくはそれ以上に)重要ですので、よく練ってくださいね。それはなぜかと言いますと、小説を検索すると何百件もの作品が一覧となってヒットしますが、その時に意識しなくとも目に入りやすいのがキャッチコピーだからです。大きいサイズで、しかもがついている。せっかくなら、人を惹きつけるインパクトの大きい言葉・語句を入れたいものです。

 それに、血生臭い戦記モノなら赤。幻想的な詩集なら青といったように、型にはまっていることの様式美もありますよ。

 「紹介文」には文字通り作品の紹介を入れる枠です。それ以外に、ちょっとした裏話や感想、もしくは他の小説投稿サイトに投稿しているなどといった情報も入れることが出来、非常に使い勝手が良い場所です。何を書くかはほかの作者様を参考にするもよし、自分で独自に考えるもよし、となっています。



 「自主企画」

 これは個人的にとてもありがたい機能です。

 カクヨムではユーザーが”自分で”一種のコンテストのようなものを開くことができ、それを「自主企画」と言うのです。同サイト初期画面の右端(PC版)には、自主企画がまとめられた欄がありますので、一度どんなものがあるのか見てみてください。

 どうでしょうか? 非常に多種多様ですね。特定のジャンルを集める企画から、感想・読みあいといったユーザー同士の”関わり合い”をテーマとしたものまであります。ここに参加することで、さらに多くの読者を得られるようになりかもしれません。詳しくは自主企画解説の項(https://kakuyomu.jp/works/1177354054885539377/episodes/1177354054885708902)まで。

 ここでひとつ、大切なことは、自主企画は「読者の獲得やレビューの贈与などを必ずしも確約する場ではない」ということです。その昔(’18/6月)、企画欄にはかなりの数「読みあいましょう」企画が見受けられていたものですが、はたしていまはどうなってるんだろう?

 いちおうカクヨムガイドラインのURLを載せておきます。→https://kakuyomu.jp/legal/guideline#userEvents



 「タグ」

 これも重要な要素です。なにせ、設定しないと小説検索で見つけてもらうことが困難になりますからね。必ず設定しておきましょう。

 カクヨムでは最大8個のタグを入れることが出来ます。何を入れればいいの? という方は、ほかの人気小説を参考にするか、あるいはその小説の特徴や重視する点を紙にかきだしてみてください。「冒険譚」とかいった細かなジャンルでもいいですし、「青春」といった大雑把なキーワードでもOKです。そして次に他の小説をみて、どのようなタグを用いているかを確認します。ある程度規則性を学んだあと、いよいよタグを入力していきます。

 ここでアドバイスがあります。例えば「会社で芽生える恋」をテーマにした小説を書いたとします。もしひとつだけしかタグを入れられないとなったら、単純に「恋」と入力するか、それともより具体的に「社内恋愛」と入力するか、皆さんはどちらを取りますか? わたしは断然後者のほうが効果的だと考えます。というのも、「恋」というタグは恋愛小説全般につけられるものでしょうから、競争力が激しいためです。また母集団が多ければ、半ば抽選のような形になってしまい、読者を思うように得られないかもしれません。


 もう一つ、少しアドバイスがあります。これはカクヨムの(といっても一般的な)検索システムが導入する検索の特徴を利用したものです。それがどんなものかと言いますと、カクヨムの小説検索は、題名やタグを「ひとまとまりの言葉」としてではなく、いくつかの単語に分解した上での検索も行っているというものです。

 「異世界転生小説」というタグを例としましょう。この場合、検索ボックスに「異世界転生小説」と入れればもちろんその作品はヒットします。一方で「転生」と入れてもこの作品が検索結果として表示されます。ですから検索では「異世界・転生・小説」という三つの要素に分解されているということになります。

 以上のことから、タグは「より具体的に」、そして「長くても省略しない」ことを心掛けていくとうまく利用できます。

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