③小説を批評する
【追記】
お恥ずかしながら、小説を批評するという行為に対して、これを書いた当時の私は好ましいと思っていましたが、今は逆に「あまり好ましくない」と言う立場となりました。その理由を、緊急ですが、追記としてこちらに載せておきます。(好ましいと思っているときの内容もそのまま載せて置こうともしましたが、あまりに批評を正当化する人が出てきても怖いので消しました)
非常に総合的なお話からすれば、批評には良い物と悪いものがあります。良い物は、「それを発する人が非常に知識や考えが豊かな人物であり、なおかつ考え抜かれたもの」なのです。悪いものは、ワイドショーなどでよくわからないエッセイストだか、~~ストが行っている、パフォーマンスじみた文句です。
しかし残念ながら、ネット上の批評をすべて集めてまとめれば、九割九分は悪い批評でしょう。カクヨムで活動されている方、そしてなおかつこれをご覧の方などは少なくとも悪い批評はなさらないかと思いますが、かといって最高の批評を書くのもまた難しいものです。まず批評を勧められない理由はここにあります。タメになる批評を書くことは、非常に難しいのです。
批評が好ましくない理由二つ目ですが、これが最も重要かと思います。それは、ここに小説を書いている大半の方が、おそらく趣味として小説を楽しんでいる方であろうということです。習い事や仕事であれば、ビシバシと教官にムチ打たれて上達したほうが場合によってはありがたかったりしますが、趣味の世界に関しては個人の勝手です。のびのびと自分の好きなことだけをやりたいのに、ほかの人に何か言われる筋合いはありません!
(ちなみに商業小説家として活躍したいとった気合十分な人のために、「作家でご飯!」https://sakka.org/ という批評サイトがあります。)
以上のことから、例えば作者がプロフに「手厳しい批評なども大歓迎」と書いているなど、本人が望んでいない限り、少なくともカクヨム内では批評を勝手に送り付けるのはやめた方がよいでしょう。たとえそれが、その人であると思っていることでも、あるいはどんなに優しい言葉で包んでいても。
ちなみになぜここまで私の批評への意見が急転換したかと言いますと、先日、むやみやたらに小説に批評のコメントを送りつけて、しかもあたかもそれが善行であると思い込んでいる人を見たときに、こう思ったからです。「ああ、自分がこの人に付きまとわれたら最悪だなあ」と。
いいですか? 批評はどんなものでも、人に頼まれた、あるいはその人が望んでいるときにしかしないことが、カクヨムでは最善の行動だと思います。
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