物語自体に引き込まれたのはもちろん、こうしてネットが発達するまでは誰にも言えずに、自分の思いの共感だったり、理解されることだったりを諦めて生きて来たのに、作品の中では、これまで言葉で出して表現して来なかったはずの自分の内面がズバズバと言葉で表されていることに衝撃でした。熊本くん、是非モックンの息子で実写化して欲しいです(笑)
ひとことでいえば「凄いものを読んだ」という感想(身もふたもないな)。初めは、それぞれ事情を抱え、葛藤して迷いながらのキャンパスライフを描く青春小説を読んでいたはずが、読み進めるうちに「一体俺は何…続きを読む
人との関係を書いている、と思うんですが、小説だけあって、関係は必要以上にめっちゃ毒々しく、めっちゃドロドロドロドロしています。清らかさがどこにもない。本棚くらいか。人は何らかの形で繋がっている、…続きを読む
とにかく頭の中が混乱するくらい、たくさんの情報がぎゅぎゅっと凝縮された作品だ。あたかも子供がおもちゃ箱に自分のおもちゃを無造作に押し込む時のように、整然とした文章でありながら、雑然としている。…続きを読む
長い時間をかけて拝読させていただきました。レビューを書くことが難しく、以下は私の印象で、フワッとしたものとなります。読了後、私は絶望しませんでした。まつりさんの言葉と、熊本くんの変化がそうい…続きを読む
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