ダンジョンRPGノベル

序盤からの楽しみは、とにかくWiz的な設定をラノベに落とし込むのが本当に本当にうまいというところ。凄まじい説得力があるので読みながらも「この設定はあの部分を踏襲しているのか」とニヤニヤさせられる事必至。
すっかり世界観に引き込まれた後は、気がつけば、ただそこにある、“迷宮”というどうしようもなく壮大で悲惨な機関をとりまく冒険者たちの物語に夢中になっている。
あの日遊んだあんなキャラにも、こんなキャラにもきっと物語があった。
そしてそれはここにある。たとえばこれは一人の魔法使いの物語である。

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迷宮クソたわけ

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