登場人物の読んでいる本が、しっかりとしたミステリ風味の伏線になるということですね。素直に「なるほど」と思いました。ひょっとするとよくある手なのかも知れませんが、自分自身ではミステリを書いてみようと思ったことがないので、参考になります。問題も解決も、嫌なところが無くて爽やかでした。見習いたいです。
文章が非常に軽妙で、テンポ良く、時折クスリと笑いながら読ませていただきました。 右往左往する児童たちと冷静に分析を進めようとする「先生」の対比構造も面白く、オチも秀逸。
最高です。大好物ですよ、こういうの。バカバカしい。本当に素敵です。こういうテーマならば登場キャラはもっと小さい子の設定が良いのでは? そう思う読者もいるかもしれませんが「人はいくつになってもこういうことで爆笑するものだ」というメッセージ性が伝わってくるので、個人的に◎。ただおもしろいのではなく、まさかの伏線や結末も魅力的。いや~、そうきましたか。タイトルは伏せない方が良いと思いましたが、さすがにそこストレートにいっちゃうと危ないのかな(笑)。とにかく傑作です。元気が出て、勉強にもなりました。ありがとうございます。
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