数学×恋 誰か解けますか?

数学に苦手意識のある人、問題文を読んだだけでへき地に遁走したくなる人、証明せよ、を文末に認めた瞬間地球を脱走したくなる人。

そんな人におすすめです。

私は数学が苦手すぎて、文系向け、子供向けに書かれた数学や算数の入門書をいくつか読んだこともありました。数学ガールは数式が増えてきたあたりで挫折して、「もっとストーリー性をください」と思ったし、数の悪魔は「最後に近づくにつれて抽象度が高くなってわからないけど悪魔とぼくの別離の物語として読んだら泣けた」し、あと子供向けの算数の歴史とか、人気のある本を手当たり次第に読み漁ってみたんですけど、よくわかんなかったですね。

でもこちらの物語はとてもわかりやすくて、親しみやすくて、しかも恋心が交えてあるのでページをめくる楽しさもあります。
まず数式がでてこない。日本語を使って、身近なもので例えて説明してくれるので、文系の人でもきっと読めると思います。

可愛いお姉さんがやさしく教えてくれたら数学をもっと好きになるんだけどなぁ。って思った男子も少なくないのではないでしょうか? これはそういう物語だ、安心して読め。ただしわかりやすい萌を提供してくれるおねえさんではなく、「決して派手ではない数学好きのおねえさんの日常を見守ってふふってしたい」男子向けかもしれないので、そのへんは気をつけてね。私はそういうおねえさんが大好きだ。

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