君や知る 三十一文字(みそひともじ)の うつくしさ

……思わずこんな「上の句」を考えてしまうくらい、この作品には、筆者の短歌への愛が、熱く語りかけてきます……そして「うつくしさ」があります。

また、短歌というと、枕詞やうんぬんかんぬんという代物があり、つい敷居を高く感じがちですが、そうじゃなくて、もっと心のままに、自由に詠んでもいいんだよ、という優しさを感じます。


ちなみに私は、短歌について、学生時代は「ふーん」という人間でした。
それが――ここカクヨムに来て、自ら筆を執って書くということをしたからか、短歌や俳句に対して、「うつくしさ」を感じるようになり、そこでこの作品と出会ったわけです。
……で、上記のような「上の句」を考えてしまったりします。そのうち、「下の句」も思いついたら、載せてみようかなとも思ったりします――「それでもいいんだよ」という自由さと優しさを感じながら。


――この作品に触れてみて、短歌というものの「うつくしさ」を知れたら、あなた(=君)にとって幸いであると思います。

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