天に輝く北斗星のように理想に生きる王。その貌は気高く美しい。しかし、理想は真実足り得ない。その理想が打ち砕かれるとき彼は何を見るのか。理想はどこまでも美しく、そして哀しい。
ご覧いただきまして有り難うございます。 「はやせ すいか」と読みます。 書く方も読む方も雑食。のんびりと活動しております。
あっちのモザイクじゃないですよ?(いきなり台無しにしてくスタンス)インドあたりの経典にも感じることですが、イスラームについてもつくづく思うのは、言葉そのものが一つの文様であり、レリーフとなって…続きを読む
羅針盤――本作ににおいてこの言葉は、実際のコンパスではなく、人の心の、そして、“北”は、物語の主人公であるサファヴィー朝の建国者、イスマーイール1世の暗喩に用いられている。イスマーイールの美しく…続きを読む
十六世紀初頭、現在のイランの王《シャー》であったイスマーイール1世。救世主を自称する彼は、邪悪なほど美しい王だった。父の死のためにわずか十歳で王となった彼は、無敗を誇っていた。オスマン朝最高の軍事的…続きを読む
サファヴィー朝の創始者イスマーイール一世がオスマン帝国のセリム一世に破れるところから始まるこの物語。チャルディランの戦いと言えば中東の長篠の合戦としてご存知の方も多いのではありませんでしょうか?(…続きを読む
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