精巧に作り込まれた物語。
- ★★★ Excellent!!!
由緒正しい神社のある港町。そこでは、海から来た神が祀られていた。神は、春分の夜に呼び寄せられ、冬至の夜に送り返された。しかしこの二つの夜、町民は決して外へ出なかった。もし外へ出たら、祟りがあるからだ。
このあらすじを読んで、まず惹かれ、話を読み進めていくうちに、さらにこの作品の魅力に気付かされます。
様々な文献を参考にされていて、よく作り込まれた世界観と、神という得体のしれない存在。恐怖感。
読む側が想像しやすいような、しっかりとした文章は流石です。
ぜひとも最後まで読んでいただきたい作品です。