精巧に作り込まれた物語。

由緒正しい神社のある港町。そこでは、海から来た神が祀られていた。神は、春分の夜に呼び寄せられ、冬至の夜に送り返された。しかしこの二つの夜、町民は決して外へ出なかった。もし外へ出たら、祟りがあるからだ。

このあらすじを読んで、まず惹かれ、話を読み進めていくうちに、さらにこの作品の魅力に気付かされます。

様々な文献を参考にされていて、よく作り込まれた世界観と、神という得体のしれない存在。恐怖感。

読む側が想像しやすいような、しっかりとした文章は流石です。

ぜひとも最後まで読んでいただきたい作品です。

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