世界観で頭を殴られるような。

かっこいい、もうそれだけでいいじゃん。

こまけえことはいいんだよ!と有無を言わせぬような、雰囲気による殴り込み。そんな感覚です。
けっしてお上品ではない。汚い言葉も使うし出会う人は大体癖が強すぎるし純粋無垢な人間は一秒で窒息しそうな世界。でもそれがいいじゃない、フィクションなんだから呑まれてしまえ。
型破りでフリーダム。けれど人を惹き付けたら食らい付いて離さない。その乱暴さがむしろ心地よい小説です。

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