踏み絵のような前半部分を越えると、『人間』が見えてくる。それを最大の賛辞とさせて頂きたい。
私は気楽に書くだけで、それ以外に何もありません。 あしからず(^○^)
高齢者、病人ーーそんな人達が「物」と呼ばれ、文字通り人間扱いされない「くに」。そこで主人公はそんな人々の中でも鬼のような所業を行っているという女性中尉の下についてーー凄惨な描写が多く、胸糞が悪くな…続きを読む
まるで北と南に分かれた某国のような異常な世界の話。仕事の出来ない老人や病人は『物』として指導という名の虐殺をしなければならない。そんな常軌を逸した日常に葛藤しながら、また時に麻痺しながらも主人公…続きを読む
某軍事国家を彷彿とさせる日本共和国。国家貢献法という、一見素晴らしいようで実は恐ろしい法律。その独特の世界観が、興味をそそります。前半は、主人公の葛藤や置かれた環境が描かれています。妹思いのいいお…続きを読む
素晴らしき大義名分のもと、思想が統制され、人の命が軽視される、全体主義社会。どう見てもディストピアですが、あえてユートピアと呼ばせて頂きます。それはこれが理想と希望の物語でもあると思うからです。…続きを読む
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