概要
魔法よ、遺物よ。巨人を滅せよ。過酷な地を生きる人々の重厚ファンタジー!
ヨトゥミリス。
人を殺す為だけにある、忌まわしき巨人族。
魔法使いは、超常の力を以て長くヨトゥミリスの侵攻を妨げてきた。
ところがある日、東の果てに、岳の如き巨影が現れる。
身の丈およそ四分の一マイル。
暗雲戴く規格外の怪物に、人族はなす術なく蹂躙されるしかなかった。
誰もが人族の滅亡を予感した、その時。
大地が鳴動した。
そして、西の地平に聳立したのもまた巨人であった。
光を呑む漆黒に彩られ、稲妻の如き黄金の冠を戴いた、黒鉄に鎧われし巨人。
やがて鎧の巨人は、東の巨人へ向け、おもむろに踏み出しはじめた。
あれは、果たして敵なのか? 味方なのか?
一度は、絶望に膝をついた人々の決断とは――?
二つの巨神目覚めしとき。
嘆きと怒号が渦を巻く。
神話の時代が幕を開ける。
※世界観設定
人を殺す為だけにある、忌まわしき巨人族。
魔法使いは、超常の力を以て長くヨトゥミリスの侵攻を妨げてきた。
ところがある日、東の果てに、岳の如き巨影が現れる。
身の丈およそ四分の一マイル。
暗雲戴く規格外の怪物に、人族はなす術なく蹂躙されるしかなかった。
誰もが人族の滅亡を予感した、その時。
大地が鳴動した。
そして、西の地平に聳立したのもまた巨人であった。
光を呑む漆黒に彩られ、稲妻の如き黄金の冠を戴いた、黒鉄に鎧われし巨人。
やがて鎧の巨人は、東の巨人へ向け、おもむろに踏み出しはじめた。
あれは、果たして敵なのか? 味方なのか?
一度は、絶望に膝をついた人々の決断とは――?
二つの巨神目覚めしとき。
嘆きと怒号が渦を巻く。
神話の時代が幕を開ける。
※世界観設定
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!絶望と勝利を、その身で感じ取れ!どっぷり浸かれる壮大なファンタジー!
あらすじやエピソードタイトルからみえるとおり、とっても重厚なファンタジー作品です。
魔法使いと巨大ロボット、バトル、冒険……誰もが一度は憧れたロマンが、これでもかとばかりに詰まっています。
しかし、それでいて読みやすく、丁寧に作り込まれたストーリーがすんなり頭に入ってくるのです。
作品は群像劇形式で始まります。話が進むにつれ、何人もの主人公たちの作る物語が、ゆっくりと一つの場所へと導かれていきます。
そして最後には、あらゆる人々が同じ場面の中で、それぞれに輝く。ストーリーが綿密だからこそ、それが非常に美しく、読む側の身も奮い立たせられます。
遺物掘りの少年、ヴァニ。
ヴァニの祖父に…続きを読む