地理
・ミズィガオロス島
本作の舞台となる島。
力こぶを作った腕を上下逆さにしたような形状をしている。拳から肘にあたる部分が東。腕の付け根にあたる部分が西。
・防区
ミズィガオロス島の拳から肘にあたる区域。
ヨトゥミリスの侵攻が絶えず、日夜、熾烈な攻防が繰り広げられている。
・枢区
ミズィガオロス島のおよそ二の腕にあたる区域。
魔法使いの中枢機関が存在する枢都によって治められている。
・陰
ミズィガオロス島のおよそ力瘤にあたる区域。
魔物が棲むと恐れられており、未だに人の手が及んでいない。陰へ踏み入って帰ってきた者はおらず、長らく魔法使いの調査も保留状態が続いている。
ドワーフ族の移住先と考えられており、市井では陰の山脈に財宝や鉱床が眠っているとの噂が広まっているようだ。
・アオスゴル
ミズィガオロス島の東の果て、手首付近に位置する街。
〝世果ての大瀑布〟を監視し、そこから出現するヨトゥミリスを迎え撃つための砦としての役割をもつ。北側の瀑布を監視していることから〝北の砦〟とも呼ばれる。
・世果ての大瀑布
島の東端に屹立するコトゥルマス山脈とアオスゴルに挟まれる形で存在する瀑布。南の最果てに存在する瀑布も、同じ名で呼ばれる。単に瀑布、あるいは大瀑布とも呼ばれる。
その底からは、ヨトゥミリスが這い出してくる。
・エブンジュナの森
ミズィガオロス島の手首の中ほどに位置する広大な森。単にエブンジュナとも呼ばれる。
クルゲの里がある。
・マクベル
アオスゴル、エブンジュナに挟まれる形で存在する商業の街。食糧や遺物が多く取引される。中でも遺物やヨトゥミリスの外殻を加工した金属製品の生産が盛ん。防区魔法使いの
・昏き森
エブンジュナの西に位置する森。ここに群生する樹木は、他に見られるどんな植物とも異なり、頂上付近にのみ隙間なく葉を茂らせる。また、森は環状に広がっている。中央は草の根一本見当たらぬ荒野だが、そこもかつては森の一部であったとされる。
・モントゥル山脈
ミズィガオロス島の肘先から肘裏までを、ほぼ一直線に横切る山脈。また、防区と枢区の境界。
ヨトゥミリスの侵攻を防ぐ、最後の防衛線でもあり、一帯には魔法使いの精鋭である殲滅部隊が常駐する。
・スヴァルタールヘダ
教団ログボザの管理する街。その実態は謎に包まれている。神々の名を記した資料は光芒図書館に所蔵されており、魔法使いの管轄下に、それらしい資料は残されていないようだ。
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