オマケ、の粗品でございます。

☆付録 源ちゃん慣用句事典

【思い立ったが吉日】

 ①女性から声をかけられてあっという間に付き合うようになるさま。

 ②廊下を歩いていて「月が好きだわ」と呟いた美女と瞬く間に仲良くなるさま。

 ③憧れの人に似ているからと少女をすぐさま自宅に連れ込むさま。

 ……以下略


【障害】

 ①カノジョの部屋に忍び込むのに飛び越えるバルコニーの手すりのこと。

 ②恋を成就させるために乗り越えるもの。困難な状況。


【良薬は口に苦し】

 ①白砂の庭でかじった初恋の味。(障害は越えるためにあるんだぜ)

 ②再度白砂の庭でかじったのは反省の味。(月下のお裁き桜散る)


【少年よ大志をいだけ】

 憧れの人にこっぴどくフラれ、これからは大勢の女子と仲良くなろうと誓うさま。


【一筋縄ではいかぬ】

 正室との夫婦仲がうまくいっていないので、フォンダンショコラを取り寄せたものの興味すら持ってもらえないさま。


【渡りに船】

 女子から歌を送られてモーションをかけられてほいほいと誘いにのるさま。


【一期一会】

 出会った女子との縁は極力大切にするさま。


【月が綺麗】

 文豪夏目漱石が" I love you."をこのように翻訳した逸話はあまりにも有名。

 これを受けるフレーズとしては二葉亭四迷が訳した「死んでもいいわ」←" I am yours."がある。


【自業自得】

【墓穴を掘る】

 ①他にもカノジョがいることが知られて恨みや妬みを買うさま。

 ②三者面談で慌てふためくさま。


【愛多ければ憎しみ至る】

 次々と彼女を作るので、プライドの高い魔女が他のオンナを嫉妬するさま。


【二度あることは三度ある】

 魔女が浮気相手(魔女の見解による)を次々と呪い殺していくさま。


【百聞は一見に如かず】

【覆水盆に返らず】

「からころも」のお姫様の例。


【類は友を呼ぶ】

 禁じられた関係であるのに月だの星だの囁き合い夢見心地でいるさま。


【身から出た錆】

 兄嫁と付き合っていることがバレて、バッシングされるさま。


【比翼の鳥】

【連理の枝】

 舞踏会にエスコートした最愛のツマとの仲睦まじい関係。主にオット側の見解。

(【ツマ側の見解】翼や枝も持ってるくせにね。フツーはよっ!)


【知らぬが仏】

 ウラの意味があるツマの発言に気づかない鈍感力のオットの様子。


【命の洗濯】

 癒しの里で膝枕をしてもらうさま。


【明日は明日の風が吹く】

 たとえバッシングされようとも「ま、なんとかなるべ?」と構えているさま。


【すべての道はローマに通ず】

【災い転じて福となす】

「俺たちは出逢うべくして出会ったんだよ」と謹慎先で言ってのけるさま。


【転んでもただは起きぬ】

 女性問題で謹慎に来た先にもかかわらずまた別の女性と出逢うさま。


【過ぎたるは猶及ばざるが如し】

 いくらイケメンだからとはいえ、養女まで口説こうとファウルするさま


【釘を刺す】

 ファウルに対して、天女が月から緊急出動するさま。


【過ちては改まるに憚ることなかれ】

 これからは養女の幸せを叶えようと考えを改めるさま



【住めば都】

 ①パレス六条での平安なる暮らしぶり。

 ②複数の奥さんのお屋敷に通いやすい様子。

 ③住民同士ヴィレッジを行き来するなど仲良くするさま。


【恋は盲目】

【木を見て森を見ず】

 目の前の女子を口説くのに全力すぎて、過去との整合性がまるでとれていないさま。


【明るけりゃ月夜だと思う】

 ①好みの女の子にはすぐ声をかけて付き合おうとするさま。 

 ②スルーは女の子に対して失礼だろ? と思っている調子者のこと。

 ③俺が口説いて落ちないなんてことないだろ? と奢っているヤツのこと。


【案ずるより生むが易し】

「気になったらソッコー動けばいいじゃん」が信条のヤツのこと。


【二枚舌】

 ①初対面の女子に対して「ずっと前から好きだった」とヘーゼンと口説く必殺技。

 ②これだけ大勢と付き合っていながら誰にでも「君を愛している」と言い放つさま。


【口八丁手八丁】

 得意技【二枚舌】と胸キュン仕草やサプライズ演出など使えるものはすべて使ってなりふり構わず女子を落とすさま。


【壁ドン】【カーテンの刑】→かぐや姫参照

【水ぱしゃ】       →ベル参照

【頭ポンポン】      →オーロラ姫参照

【ロミジュリごっこ】

【あごクイ】       →ジュリエット参照

膝まづいて求愛Shall we dance?】    ←シンデレラ参照

【膝まくら】【肩ズン】  →乙姫参照

【後ろハグ】【耳つぶ】  →アリエル参照

 千年前から定番の女子をときめかせるシチュエーションや仕草。

 なお、これらの名称は今世紀に入ってからつけられたもの。


【立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合の花】

 それぞれのプリンセスの美しい様子


【恋に師匠なし】

 なんて言われてるけど、俺を師匠と呼んでもいいんだぜ?


【永永無窮】

 三者面談で時間がなかなか過ぎないさま。


【針のむしろ

 ①ヴィレッジういんたーでの三者面談

 ②第2会議室での四者面談


【伝家の宝刀】

 千年前のイケメンチャラ男の口説き文句「死ぬほどキミに恋してる」。

「いつでも俺は本気だぜ?」もよく使われる。



【異口同音】

「でもなんか憎めないのよね」

「あのキレーな顔が至近距離にせまってくるとねぇ……」

「やっぱり……ときめいちゃう、わよねぇぇ」

 多数の女子側の心情、願望、見解とみられる。




 なお、以下の用語は当辞典には掲載されておりません。


【ネガティブ】

 なんだソレ。どっかの島の名前か? なんか食いモン?


【一途】

 はぁ? 知らねぇわ、そんな言葉。なんか道の話か?

 → 夕くん慣用句辞典に掲載


【純愛】

 んん? 俺だって純粋に愛してるぜ? 違うのか?

 → 夕くん慣用句辞典に掲載


【誠実】

 これはまあ……、夕だな。

 → 夕くん慣用句辞典に掲載


【落花流水】

 離れていても想い合い再会を願った幼馴染同士の恋模様。

 → 夕くん慣用句辞典に掲載


【鴛鴦の契り】

「大きくなったらけっこんしようね」という約束どおり、純愛カップルが結ばれるさま。

 → 夕くん慣用句事典に掲載



☆源ちゃんズ&SKJ 慣用句辞典


【石橋をたたいて渡る】

 恋に慎重な従者はたたいても渡らない。

「んなもん、落ちる前に渡り切っちゃえばオッケーだろ?」(by源ちゃん)


【女三人寄れば姦しい】

 ①SKJ各チームの仲がよいさま。

 ②ヴィレッジおーたむでの春宮さまの御文が届いたときの様子。

 ③パレスの奥さま3人マダムズの楽しい茶話会のさま。


【売り言葉に買い言葉】

 オンナのプライドをかけた言い争いのさま。


【同じ釜の飯を食う】

「月夜の品定め」に見られる従者たちのさま。またそのチームワークのよさ。


【犬猿の仲】

 某SKJとその同僚に片想いしている従者の関係。ただお互いに恋をして歩み寄り敵対関係は解消。


【朝飯前のお茶漬け】

 職場恋愛反対派だった独身SKJが恋を知り、同じく恋煩い中の従者の恋をとりもとうとするさま。


【郷に入っては郷に従え】

 ウラのある京ことばにも順応して仕事をまっとうさせようとするキャリアウーマンの意気込み。


【歴史は繰り返す】

 主人が体験した三者面談を従者も味わうさま。(従者は四者面談)


【旅は道連れ世は情け】

 チームワークのいい従者同士の関係。または主人と従者との理想的な関係性。


【同病相憐れむ】

 考えのよく似た主人と従者で意気投合するさま。



☆『げんこいっ!』慣用句集


【終わりよければすべてよし】

 ハッピーイベントを迎えて完結する本作品。


【笑う門には福来る】

 本作を楽しんでくださった皆さまに幸せが訪れること。


 ♬BGM

 歓喜の歌(ベートーベン)  ハードロックバージョン


 ✨『げんこいっ!』トピックス

 お愉しみいただけましたでしょうか。

 少しでも皆さまに「クスリ笑い」がお届けできましたのなら、本望でございます。

 ご愛読ありがとうございました。またいずれの御時にか皆さまにお目にかかれる日を楽しみにしております。ごきげんよう。   byミタ

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げんこいっ! ~ 源氏ア・ラ・モード 恋クリーム仕立て ~ 桜井今日子 @lilas-snow

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