光源氏のプライベートはどんなスケジュールだったのか。
奥さん、カノジョ、息子、憧れの人、みんな放っとけない。
俺はいつでも本気だから!!
結果、走ります。
サングラスを放ってラストスパート!
言ったことは達成しようと頑張る姿には、いつの間にか応援してしまいます。
というか、裏方の源ちゃんズの努力が泣けてきます(笑) ←笑ってますが
源ちゃんだけでは難しいミッションも、一緒に走ってくれる有能な彼らがいてこそ。
そんな源氏と優秀な源ちゃんズが織り成す本編が、長編『げんこいっ! ~源氏ア・ラ・モード 恋クリーム仕立て~』です。
こちらの短編を読めばお気づきになると思いますが、本編も「モテモテのイケメンが美しい女性たちやいたいけな女子を騙しまくっていい気になってるお話」ではないとわかります。
難しくない、クスッと笑える『源氏物語』、のぞいてみませんか?
平安時代に紫式部によって書かれた「源氏物語」。千年の時を経てなおいまだに色褪せぬ、一大巨編であることはご存じのとおりです。主人公の光源氏ほど、アーティストやクリエーターの想像力をかきたてる唯一無二のキャラクターは、いないのではないでしょうか。映画、小説、漫画で光源氏をモデルにさまざまな創作物が存在します。さて、今作です。もちろん主人公は光源氏です。ところがところが、単に光源氏をなぞっただけの物語ではありません。彼の一日を、語り部の目を通して描かれているのですが、これがとにかく面白いのです。こんな光源氏、どうしたら創造できるのでしょう。紫式部でさえ腰を抜かす、新説光源氏の物語。ハラハラドキドキしながら、ぜひご覧になってください。