パンダの国で暮らしてみたら   ~ 駐在妻の中国滞在記 ~

作者 桜井今日子

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★★★ Excellent!!!

ソ連崩壊後の現在、社会主義国家としてまた経済大国としてアジアに君臨する中国。その国へご主人さまの赴任に伴い、ご家族で滞在されていたころのエッセイです。これは読まねば絶対にもったいない、そう思い、まだ完結ではありませんがご紹介させていただきます。文章力、描写力、そして表現力に定評のある桜井さま。とにかく面白く、ためになり、考えさせられます。わたしたちと同じアジア人でありながら、文化がこうも違うのかと驚きを隠せません。色々と問題は多い国です。でも住まうひとたちは、わたしたちと同じ血が通っていることを教えてくれます。このエッセイのタグに、「喜怒笑楽」とあります。「哀」がありません。これも素敵なことだと思います。異国の地であれば、楽しいことばかりではありません。でも桜井さまはあえて「哀」に関わる事柄をのぞいて書かれています。お読みになったかたと、「これは喜ぶわよね」「これは怒ってしまうわよね」「これは笑っちゃうでしょ」「こんな楽しいこともあるの」と一緒になって書かれたエッセイを楽しんでおられるのだなあと感心しきりです。山盛りのエピソード。そのどれもが新鮮です。面白いのです。まだまだ抽斗にはたくさんのエピソードがありそうです。ぜひご覧になってください。お時間をけっして無駄にはさせない渾身のエッセイです。

★★★ Excellent!!!

日本と中国の文化の違いがよく分かりました。
頭では理解していても、実際に中国で暮らしたことのある作者様の体験談には「こんな事もあるのか」と驚かされっぱなしです。
テレビや教科書では紹介されないことも主婦の視点で描かれていて、非常に興味深いです。


中国人や、中国にいる日本人同士の交流。日本との違いに困ったこと、逆に面白かったことや楽しかったこと。
これらの出来事が読みやすい文章で書かれていて、楽しく読むことができました。

★★★ Excellent!!!

面白いですこのエッセイ!!
日本に住んでいるだけじゃ中々知れない中国滞在中の出来事が面白く、興味深く書かれていて「ほうほう~」となります。
国の風土や慣習はやはりその国に実際に住んでみないと分からないもの。
近いのにあまり詳しくは知らない中国と言う国が、これを読んで少し身近に感じられました。(^◇^)

★★★ Excellent!!!

中国で生活している作者さんのエッセイ。中国文化の、まさに、そこに住んでいる者しか語りえない内容が、まぁ興味深い、面白い。

今まで抱いていた中国に対する印象が変わりました。良い方に変わったこともあれば、うわ、そこまでひどいんかい、と悪いほうに変わったこともありましが。

所変われば、文化も変わる、食事も生活もすべてが変わる。目から鱗がばりばり落ちること請け合いのエッセイです。

★★★ Excellent!!!

『中国はチャーハンとパンダの国。
餃子も焼売もあるよ』
こんな明るい会話から始まる、著者一家の海外赴任生活。
確かに、中国はパンダのイメージ。
可愛い赤ちゃんパンダが沢山いるイメージですよね。美味しい中華料理の本場でもあります。
でも現在は観光だけではなく、政治的なイメージも強いのでは。
春節の爆買いも毎年話題にのぼります。

中国が大好きな方には勿論ですが、報道のイメージが先行し中国が苦手な方にも、私のように中国に行ったことのない方にも、このエッセイを読むと中国に興味がわいてくる。
面白可笑しいリアル中国です。
是非お楽しみ下さい。




★★★ Excellent!!!

筆者の主婦目線の中国体験記です。

筆者の話の持ち味に、海外体験記があるのですが、この話も例に漏れず、具体例ばかり登場し、とても有意義な時間が過ごせます。

実はうちの父親も退職してから、よく中国に行っているみたいなので、親近感が湧きました(笑)


ちょくちょく通わせて頂きますね!

次の話にも期待して星3つ送らせて頂きます。

★★★ Excellent!!!

 小説の概要にあったものが私の中国に対するイメージの大半を占めているのですが(あとはマスメディアの語る政治的な部分)、主婦というミクロな視点での中国ってどんな感じなんだろうと興味を抱いて、読み始めると……。

 開始早々――チャーハンとパンダの国で、子供たちへの説明を終えるとは( ̄m ̄〃)ぷぷっ! と中国とは関係ないところで一笑。

 そして……不動産会社選びが重要という回で、「これってホント重要じゃんっ」と前のめりになりました。壊れる家って! 配管にガムテープってっ!
 更にはお米を持たせる郵便局員やら、伴侶の意味の『愛人』やら、歩道が殺人現場のように血まみれやら、客追い出す従業員やら、キッチンからタイタニックばりの噴水やらと、「ちょっと、自分は中国だめかも」なんて思ったりもしたのですが……。

 席を譲る若者たち――。いいじゃん、中国っ! と単純な私です。


 あの、笑ってもいいんですよね? では失礼して――ワッハハハッ(≧▽≦)
 

★★★ Excellent!!!

マスコミ報道は中国政府の動きが中心になるので、特に今はギスギスしたものになりますよね。それが嫌中感情を醸成するし、向こうも抗日報道をするから反日感情が醸成されてしまう。それは互いに不幸な事で、この作品は相互理解を進める上でも貴重だと思います。
私自身は、約30年前に学生の貧乏旅行をし、今は偶に仕事で訪中しますが、赴任したことは有りません。出張中に眺める中国は上っ面だけです。
30年前、自分は何て裕福なんだと思いました。今は、貧乏だなぁと思います。日本人の私が変わったわけでなく、中国人が急速に裕福になり、追い抜かれてしまいました。
変化が急であれば、弊害も出るでしょう。弊害にばかり目を向けるのではなく、それらを断片的にしろ、庶民目線で情報発信していくことは重要だと思います。私も中国に関するエッセイを書いてみようかと思いました。

★★★ Excellent!!!

母が中国人なので、中国には馴染みがあります。よく行きます。全く中国語離せませんけど。作中にあるように、「謝謝」「你好」「再見」の三つが使えりゃなんとかなります。後は母が通訳してくれるもん。
日本にいて、ネットに触れていれば、残念だけど中国の悪口ばかり聞こえてきます。確かに、そういう悪口を言われるようなことも中国という国、あるいは国民はしてる。でもね、そうだとしても、中国良いところだよ。ほんと。
この作品を読んで、普段は見えない中国に触れてみてくださいね。

★★★ Excellent!!!

海外で暮らしたことのある人の生の声は、気軽にその土地に行った気分になれるので結構好きです。
しかもこのエッセイは作者さんの人柄が出ていて、きっと大変だったトラブルでさえどこか楽しんでいる風に見えて、とても楽しく読みました。

個人的に中国本土は未踏の地で、いつか旅行に行ってみたいと思っていながらまだ機会がありません。
他の国も数えるくらいしか経験がありませんが、いったん日本を出ると、外国が変わっているというよりもむしろ日本が特殊な環境なのだといつも感じます。