思うに、誰しも子供の頃は世界がこんなふうに、パステルカラーの絵本のように見えていたんじゃないでしょうか。やさしい言葉とやさしい登場人物で語られる彼女たちのものがたりは、とっても素敵で、わくわくに溢れています。ほのぼの、とも少し違う、色とりどりのおもちゃに手を伸ばすときの、なんとも言えない高揚感。それを形にしたら、こんな物語に焼き上がるんじゃないかな、なんて思います。
成人済ツンツン系眼鏡男子に猫耳と尻尾が生えるところからスタートするこの作品は、明らかに僕を読者として想定していません。 というより、おそらく男性全般を対象として想定していません。主人公のエリカ…続きを読む
この物語の生い立ち自体を知っていて尚感じるのは、本作が作者自身の核に、これまでになく干渉して生まれ落ちたのではないか、という予感です。主体のパーソナリティー、その語り口、短編では用いられた事もあ…続きを読む
いっけなーい!遅刻遅刻!!と慌ててアルバイト先へ向かうと、店長に猫耳と猫しっぽが生えていてあら可愛い!……というところから物語は始まるのですが、うん、私が説明すると相当安っぽい。でも実際はすごいん…続きを読む
素敵ですね^_^
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