トイレ行けなくて困った
- ★★★ Excellent!!!
コワ面白い!!
前半は、「呪物」を手にした一人一人の恐怖短編集で、
後半はそれぞれが折り重なる群像劇となっています。
人間の狂気、怨念、からの恐怖現象……
「物」にそういった念が宿る、という設定も日本人にはなじみ深く重みがありました。
それぞれのキャラクターも生きた血が通っていて、それぞれに人生があって、それがまたリアリティや奥行きをもたらしていると思います。
また、「公園」という場所がキーになるのも面白いですね。
「呪物公園」特設サイトも拝見しましたが、地図とか写真とかあって雰囲気が増し増しでした><
個人的に一番キタのが、繰り返される夕暮れ時のアレですね。なんだか異様で、夢に見てしまいそうで……。
感性に響いてくるものがありました。
深夜に読んだのでトイレ行けなくて困りました。
トイレ行ってから読み始めることを強くオススメします。